卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」が20日から福岡県の北九州市立総合体育館にて行われる。国際大会であるWTTシリーズの年間チャンピオンを決める戦いとなっている。今大会日本勢は5選手がエントリーした女子のシングルス。なかでも、今季飛躍の…

卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」が20日から福岡県の北九州市立総合体育館にて行われる。国際大会であるWTTシリーズの年間チャンピオンを決める戦いとなっている。

今大会日本勢は5選手がエントリーした女子のシングルス。なかでも、今季飛躍のシーズンを過ごし、ファイナルズ出場を果たすのが大藤沙月(ミキハウス)である。

◆女子単優勝争いのカギ握るエースの帰還 絶対本命は中国の世界1位、早田ひなは凱旋試合で復活に期待「地元のヒーロー」

■逸材揃う2004年生まれの20歳

大藤はパリ五輪のリザーブメンバーに入った木原美悠(木下グループ)らと同学年の2004年生まれ。今年のWTTシリーズに本格参戦を果たすと、「WTTフィーダーバラジュディン」や「WTTフィーダーデュッセルドルフ」といった下位カテゴリーの大会を制し成果を出し始める。

そして迎えた10月の「WTTチャンピオンズモンペリエ」では張本美和(木下グループ)ら日本勢3選手を下して同大会初出場初優勝の快挙を達成。世界ランキングもトップ10に顔を出し、12日に発表された直近のランキングでは、早田ひな(日本生命)の5位、張本美の6位に続いて8位に顔を出し、自己最高を更新してファイナル出場へと進むことになった。

そんな日本の成長株に対してはWTTも注目を寄せている。公式サイトでは「サツキ・オオドウ。このブレイクスターは今年WTTシリーズにデビューしたばかりで、世界ランキング8位としてWTTファイナルズへ出場」と報道。

また、公式のXでも「サツキ・オオドウの(今季の)台頭は研究されなければならない」とつづられ、中国勢や早田、張本美といった選手が上位進出に期待が高まるなか、ダークホースとしての名乗りを上げられるかは注目したいところ。

昨年初の日本開催となった「WTT女子ファイナルズ2023」に続き行われる今回の福岡シリーズ。快進撃を見せてきた大藤が存在感を示せるかは期待が高まる。

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