綿貫陽介、「兵庫ノアチャレンジャー」で2019年から13連勝 「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー100)シングルス2回戦が11月14日に行われ、綿貫陽介(SBC…

綿貫陽介、「兵庫ノアチャレンジャー」で2019年から13連勝
「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー100)シングルス2回戦が11月14日に行われ、綿貫陽介(SBCメディカルグループ/世界ランク266位)が、第7シードのテレンス・アトマン(フランス/同157位)を7-6(5)、7-5で下して、準々決勝進出を果たした。

【動画】綿貫陽介がノアチャレンジャー13連勝!柔らかなタッチのネットプレーを披露

26歳の綿貫は、今年1月に膝を負傷。全豪オープンやデビスカップなどはケアしながらプレーを続けていたが、2月のATP250ロスカボス後に治療に専念。9月に復帰して徐々に調子も上がり、ATPマスターズ1000上海で予選から出場し3回戦に進出を果たしている。

今大会は2年ぶり6度目。ワイルドカード(主催者推薦)での出場となり、過去3大会はいずれも決勝に進んで2度のタイトルを獲得している。

初戦ではマルク・ポルマンス(オーストラリア/同250位)を下した綿貫は、2回戦でアトマンと対戦。試合は序盤から互いに好サーブを放ってテンポよくポイントを獲得していく。

その中、第6ゲームで先にリードを許した綿貫は、直後に好リターンでアトマンの攻撃を封じてブレークバック。そのままもつれたタイブレークでも挽回して5-5にすると、綿貫はセカンドサーブでネットダッシュ。攻撃的な姿勢を崩さず、続くポイントでミニブレークし7-6(5)でセットを奪った。

第2セットも中盤で互いにブレークし合うが、チャンスは少なく締まった展開に。第1セット同様にタイブレークへ突入するかと思われたが、第12ゲームで綿貫がしぶとく返球し、ミスを誘って勝負所でブレーク。ストレートで試合を終わらせた。

先週の「ユニ・チャームトロフィー愛媛国際オープン」(愛媛・松山/チャレンジャー75)でベスト4に入っており、まだ万全ではないとしながらも、試合を通してファーストサーブが入った時には94%でポイントを獲得した。

2019年大会からの連勝を13に伸ばし、「ポジティブにプレーができている」と今大会の相性を語る綿貫。「僕にとっては思い出の深い場所での試合。怪我明けで今年最後の試合になるので、何よりも勝ちにつなげることが今回の目標」と貪欲に目の前の勝利を追う。

準々決勝では昨年の全豪オープンジュニア優勝者で19歳のアレクサンダー・ブロックス(ベルギー/同249位)と対戦。ブロックスは2回戦でコンスタン・レスティエンヌ(フランス/同198位)を6-4、6-4で下している。

15日には準々決勝が行われ、綿貫が登場するほか、島袋将(有沢製作所/同177位)がユーリ・ロディオノフ(オーストリア/同197位)と、第2シードのダニエル太郎(エイブル/同84位)と第6シードの内山靖崇(積水化学工業/同144位)が対戦する。