VC長野 会見 SV男子 11月9日にANCアリーナ(長野県)で行われたバレーボールSV男子、VC長野vs広島THの試合後会見のうちVC長野分をお届けする。■VC長野トライデンツ ●迫田郭志選手(アウトサイドヒッター) 広島さんは両…
11月9日にANCアリーナ(長野県)で行われたバレーボールSV男子、VC長野vs広島THの試合後会見のうちVC長野分をお届けする。
■VC長野トライデンツ
●迫田郭志選手(アウトサイドヒッター)
広島さんは両サイド外国籍選手が入っていてブロックの上から打たれることは想定していました。
ディフェンスをしつこく頑張ろうという試合前の準備をしてきました。
多少はディフェンスの部分で貢献できたのかなと思います。
ホームで初勝利を挙げられたことで今後の試合運びもいい方向に繋がっていくと思います
●樋口裕希選手(アウトサイドヒッター)※この試合ではオポジットとして起用
第1、2セット外から見ていてサイドアウトで取れない場面は何回かありました。
それ以上にブレイクが取れていなく、サーブは効果的に打ててはいるものの、ハイボール(ハイセット)で決められてしまったり、ブロックは触れてはいるけど、それが失点になってしまっているというケースが多かったです。
そこが第3、4、5セットとサーブもかなり効果的に打てていましたし、そこからディフェンスしてブレイクが取れていたことがセット取れ、勝利できた1つの要因かなと思います。
今までの試合でブレイクがなかなかうちは取れていなかったですが、そこがチームとして成長というか良くなった部分だと思っています。
途中で代わった選手、僕も含めてですけど、チーム全員で勝ち取った勝利だったなと思います。
●工藤有史選手(アウトサイドヒッター)
まずは負けが続いていたので、一つここで止めたことは良かったです。
明日にいい形で繋げられたのかなと思います。
内容としては第1セットでいい形でセットを取った後第2セット立ち上がりが全然ダメで、第2、3セットそのまま引きずっていました。
チームとしてそこは改善しないといけないところだと思います。
ストレートで勝つのが一番いいと思いますが、試合を通していい時と悪い時の波、差をより小さくしないと今後安定した戦いができないと思います。
勝ち切れたのは良かったですけど、そこが課題かなと思いました。
――迫田選手と工藤選手に。今日はアタック時のフェイントが効果的に決まっていたが、相手に攻撃型の外国籍選手のカメホ(ドルーシーオレオル)、(モレイラ)ロケ(フェリペ)がいたこともあったのか?
迫田:身長が高い分、攻撃に特化している選手だと思ったので、自分もそういう意図でプッシュ、フェイントをしていました。
飯田(孝雅)選手に対しても真ん中のディフェンス薄いから無理な状態の時はそこをうまくついていいよというアドバイスはゲーム中にしました。
工藤:ブロックが高いというのがあり、無理に勝負して、先週良くない形になったので無理に勝負しないというのを考えました。
ただフェイントするだけでもダメだったので、少し考えながらやったのがいい結果に繋がったのかなと思います。
――第4セット選手3人が交代してチームが良くなった点について
迫田:一番変化があったのは樋口選手が入ったことによって相手のレフトに対してのブロックが硬くなり後ろのディフェンスもすごく守りやすくなったことです。
相手セッターもレフトに偏らず、ライトにも上げていったので、そこが相手に苦しめられた要因だと思います。
工藤:そこの部分が一番大きいと思いますし、 第2、3セットの雰囲気のまま行っていたら負けていました。
第4セットから出て入ってきたメンバーが雰囲気を変えてくれたのでそれがいいプレーに繋がったと思います。
――樋口選手に。第4セットどのようなことを意識しながらコートに入ったか?
樋口:自分で何かしようというより、外から見ていてブレイクがなかなか取れていなかったのでサーブでしっかり攻めてあとはブロックでディフェンスしたところをカウンター(トランジション)でしっかり取り切れていないと思っていました。
ブロック、ディフェンスのところは僕ブロックが得意だと自負をしているので、そこを僕中心に話して仕掛けたり、ブロックチェンジを使いました。
うまく嵌る、嵌らない部分もありましたがブロックディフェンスが機能したおかげで点数を取ることができたと思っています。
その部分に関してはうまく動かせたと思っています。
――試合後のインタビューでは(前身のVリーグも含め)オポジットが初めてという話があったが。
樋口:大学生の時にミドルをやりながら、リベロと代わらずにオポジットみたいな感じでバックライトからアタックを打っていた経験が今生きました。
その時の使い方をしてくれた大学の監督に感謝したいです。
――(攻撃の中心の)ウルリック(ボダール)選手が欠場の中ホーム初勝利を掴んだことについて
樋口:僕たちも穴は大きいと感じていますが、こうやって束になれば勝つこともできますし、ここでウルリック選手が戻ってきてさらに強い束になって戦っていけるようにチーム全員で意識していけたらなと思います。
ウルリック選手に頼らなくてもこれぐらいできるというのは一つ自信に思っていいと思います。
そういう部分は自信にしつつ、もっと良くしていけたらなと思います。
――工藤選手に。迫田選手がチームに加入してディフェンスの面での負担が減りオフェンスに集中できる時間帯が多くなったと思うが。
工藤:迫田選手入ったことによって、特にサーブレシーブの部分で負担が減ってオフェンスに集中できる時間が増え、そこがいい状態に繋がっているのかなと思います。
そこで迫田さんに頼ることなく、自分もよりディフェンスを安定させないといけないと思うのでそこはお互い助け合いながらできたらいいなと思います。
――第5セットで樋口選手がレシーブで崩されたときにバックライトからアタックをしたことについて。
工藤:あの場面は樋口選手がレシーブしてライトバックに開けない状態でした。
僕が何もしてなかったので、その時ちょうどライトバック空いてると自然に体が動いて、いいトス(セット)上げてくれたので決まって良かったです。
今日はライトからの攻撃が決まる部分が多くて良かったですがコースの幅がまだ狭いです。
高校の時ライトをやっていてそこで死ぬほど打たされていたので、そこが初めて今日活きたのかなと思います。
――後がない状況で第4セット以降、サーブ打つ時について。
工藤:特に何かを変えたというのはないです。
(セットのスコアで)リードされているかは考えますが、セットカウントのことはあまり考えていなかったかなと思います。
――チームとしてサーブに注力してきた中で結果が出て勝利ができたことについて。
工藤:ここ数年サーブ効果率はリーグの下位にいると思います。
こういう試合でサーブの効果率が良かったというのはチームにとっても収穫だと思います。
これを続けることが大事です。
そういう一貫性をもっと持ってやらないといけないと思いますし明日は相手も対策してくると思います。
僕らもそれを上回れるように、戦術も今日はフルセットだったのでコンディションも整えて明日いい形で入っていけるようにしたいです。
――迫田、樋口選手に。移籍をして勝利をすることが難しいチームの中で本当に改めて強いチームを倒すと喜びを実感した部分があるか?
迫田:僕が移籍した理由の一つでもありますが野球とかサッカーに比べてバレーボールの国内リーグはだいたい順位が一緒です。
見ている人たちにとってもやっている人たちにとっても楽しくないと思う部分があったので(順位が)下のチームが上のチームに勝つところを選手、私もそうですけど、見ている人たちに見せたいという気持ちがあります。
樋口:堺にいた時も上位の狭間にいたりなど勝ち負けがありました。
その負けた時に「負けたことを悔しいと思えみたいな雰囲気」で、実際はその負けを本気で悔しいと思ってるかと言われたら、僕含めてチームとして負けた感、重く受け止めてる感だけを出して、それほど重く受け止めていなかったなというのが正直がありました。
逆に、下位のチームというか昨シーズン2勝しかできなかったチームに来て、負けに対して、うわ負けちゃったというよりかは、負けがちょっと当たり前になっているところが逆に楽観的でいいなと思っています。
その負けた雰囲気を引きずらずに、勝つためにやることは皆やっていて、勝つためにというところを重く受け止め、何かをしなきゃというのは全員持っています。
楽に勝ちに向かっていけている感じがあって、そういうメンタリティの部分では凄い楽しくやれているなというのが一番思うところです。
もちろん負けたことを悔しいと思って、それに対して何かアプローチしてという雰囲気ももちろん大事ですが、逆に負けを楽観的に捉えて、でもやるべきことをやるよねという雰囲気がいいなと思っています。
そこに関しては移籍して良かったというか楽しいと思えているのが僕の中ではいいことだと思っています
――工藤選手に。リーグ上位で争っていた日鉄堺BZから移籍をした樋口、迫田選手から勝利に対するメンタリティなどで影響を受けた点は?
工藤:影響を受けたかどうか分からないですが昨シーズンに比べて圧倒的に雰囲気は良くなったと思います。
昨シーズンの後半戦は試合始まる前から終わるまで沈んだ状態でした。
勝ち筋が見えず、本当にしんどかったシーズンでした。
2人以外の方も入ってきてくれ、練習から雰囲気が明らかに変わりました。
勝てない試合が続いていましたが、昨シーズンに比べて雰囲気が落ちることがないと思っているのでそれが今日の勝ちに繋がったのかなと思います。
雰囲気という部分だけ見れば昨シーズンとは全然違うので、そこは身をもって感じているところかなと思います。