初めてのラリー1マシン参戦で好走を披露するなど今季のWRCで大ブレイクしたドライバーのひとり、フィンランドのサミ・パヤリは、来週のWRC最終戦ラリージャパンでは、自身初の世界タイトル獲得に挑む。 現在22歳のパヤリは今季、トヨタGRヤリス・…
初めてのラリー1マシン参戦で好走を披露するなど今季のWRCで大ブレイクしたドライバーのひとり、フィンランドのサミ・パヤリは、来週のWRC最終戦ラリージャパンでは、自身初の世界タイトル獲得に挑む。
現在22歳のパヤリは今季、トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッドでWRC3戦に参戦し、2戦でトップ6リザルトをマーク。WRCジャパンでは、GRヤリス・ラリー2でWRC2部門に参戦する。今季のWRC2は、ノミネート7戦中ベスト6戦分のポイント合計で争われるが、タイトルの可能性を残しているオリバー・ソルベルグはすでにノミネートイベントを消化しており、WRCジャパンには参戦しない。パヤリは、WRCジャパンで部門2位以上でフィニッシュすれば、コ・ドライバーのエンニ・マルコネンとともに選手権タイトルを手にする。また、GRヤリス・ラリー2にとっても、実戦投入初年でのタイトルをもたらすことになる。
「チリとセントラルヨーロッパでGRヤリス・ラリー1ハイブリッドをドライブしていた時は、それぞれのラリーに集中していた」とパヤリ。
「でも、セントラルヨーロッパをフィニッシュしたら、すぐにジャパンでのWRC2タイトル争いに専念した。もちろん、ラリー1マシンで参戦できれば良かったし、あのマシンに乗れたことは素晴らしい経験だったが、ジャパンでラリー2に載ることにもたくさんポジティブな面がある」
パヤリは、昨年のラリージャパンはスキップしており、シュコダ・ファビア・ラリー2でWRC2部門に参戦した2022年以来の参戦となる。
「日本に行くのは、とてもうれしいよ」とパヤリ。
「ファンのみんなはアメージングだし、トヨタの母国イベントに参戦できるのは本当に素晴らしいことだ」