車の状態が思わしくなくとも結果を残したフェルスタッペン。まだまだ彼の”王朝”は続きそうだ(C)Getty Images 今シーズンのF1は最終盤を迎え、21レース消化時点で、ドライバーズランキングではレッドブルのマッ…
車の状態が思わしくなくとも結果を残したフェルスタッペン。まだまだ彼の”王朝”は続きそうだ(C)Getty Images
今シーズンのF1は最終盤を迎え、21レース消化時点で、ドライバーズランキングではレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに立っている。ブラジルGPでは今季8勝目をマークし、ポイントを393まで伸ばした。ランキング2位に位置するマクラーレンのランド・ノリスがこのレースを終え331となりその差が広がったことで、フェルスタッペンはドライバーズタイトルがほぼ確実な状況となった。
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シーズン中盤は勝利から遠のいたものの、大混乱となったブラジルGPで勝負強さを発揮し、4連覇がみえてきたフェルスタッペン。今季もライバルたちを凌駕し続けた“絶対王者”に対し海外メディアでは、すでに歴史に名を残す存在であるなど、称賛の声が挙がっている。
英スポーツサイト『The Sports Rush』が現地時間11月12日(日本時間13日)にフェルスタッペンの実績を振り返る特集記事を配信。そのトピックにおいて、「ここ数年、マックス・フェルスタッペンの圧倒的な強さがF1の話題の中心となっている」と評しており、その上で、「ミハエル・シューマッハやルイス・ハミルトンらと並び、その統計的な記録を見れば、オランダ人ドライバーは当然のようにその地位を獲得している」として、現王者の功績を称えている。
また、「3度のワールドチャンピオンに輝いた彼がレッドブルに与えた影響は、しばしば過小評価されがちだ」とながらも、同メディアは「だが、レッドブルがフェルスタッペンを中心にチームを作り上げたのには理由がある」と指摘。2016年のチーム加入から現在まで、多くの勝利やポイントをもたらしたと論じながら、「昨年はフェルスタッペンのポイントだけでレッドブルがコンストラクターズタイトルを獲得するに十分だった」として、その貢献度を強調する。
加え、「レッドブルが順位を下げたように見える今シーズンでさえ、ミルトンキーンズを本拠地とするチームにとって、ランキング3位を確保するにはナンバー1ドライバーのポイントで十分だ」と今季の成績にも言及。他にも、「フェルスタッペンはF1マシンのステアリングを握ったときの圧倒的なスキルが他の誰よりも抜きん出ている」として、ドライバーとしてのポテンシャルも高く評価するなど賛辞を並べた。
これまでの実績や、現在のドライビングをみても、フェルスタッペンが往年の名ドライバーたちと肩を並べる存在であることは間違いない。F1界の頂点に君臨する27歳は、今後もさらに自らの時代を築いて行く。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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