Jリーグが、今シーズン限りで引退する選手たちの懐かしい写真をSNSで投稿し、労った。現在は別々のチームでプレーするが、かつて所属した同じ色のユニフォームをまとった4選手の写真に、多くの人が感動の声を上げている。 プレーオフを残すもののJ2…

 Jリーグが、今シーズン限りで引退する選手たちの懐かしい写真をSNSで投稿し、労った。現在は別々のチームでプレーするが、かつて所属した同じ色のユニフォームをまとった4選手の写真に、多くの人が感動の声を上げている。

 プレーオフを残すもののJ2はレギュラーシーズンを終えるなど、2024年のJリーグも終わりに近づいている。ひとつのサイクルが終わるのを前に、さまざまな別れのニュースも届くようになっている。

 中には、所属クラブを離れるだけではない選手たちもいる。引退を決意する選手たちが、毎年いることは事実だ。

 近年では中村俊輔氏、小野伸二氏らといった、日本を代表する名手たちがスパイクを脱いだ。また今季も、すでにレジェンド級の選手たちが今季限りでユニフォームを脱ぐことを表明している。

 Jリーグは公式SNSでそうした選手たちに向けて労いの言葉を写真とともに投稿しているが、今週に入ってアップされた写真が、ファンの涙腺を刺激した。同じ時期、赤いユニフォームに袖を通した4選手の姿が、あまりにまぶしすぎたのだ。

 梅崎司興梠慎三森脇良太、細貝萌。日本代表でもプレーした4人だが、他にも共通点がある。4人とも、浦和レッズでプレーしていたのだ。

 全員の所属時期が重なっているわけではないが、ともに走り、バトンをつなぐように、浦和のために戦ってきた。歓喜に満ちたシーズンばかりではなかったかもしれないが、赤いユニフォームのために全力を尽くしてきた男たちだ。

 しかもこの4人の共通点は、他にもある。今年度で38歳になる同い年の選手たちなのだ。

■「エモすぎる」

 細貝は2010年に24歳で海を渡っており、投稿された写真に梅崎とともに写る姿は随分と若い。時間の流れを感じさせる4選手の姿に、目にしたファンの感慨もひとしおだったようだ。

「こんなん泣いちゃうよ」
「泣けてくるわ」
「エモい。ほんと皆さんお疲れ様です」
「エモすぎる」
「そこはかとなくこうばしく平成のにおいがする画像。良き。良い時代だったなぁ」
「浦和の歴史を作った男たち」
「しかもこの4人、全員同い年という、なんかちょっとエモい投稿」

 細貝はすでに来年からザスパ群馬の社長兼GMに就任する予定であるなど、それぞれの新たな一歩を踏み出す様子。サッカーという世界で4人の道が、またどこかで交わる日が待ち遠しい。

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