ペレスが一転、残留へ。強力なスポンサーを得たようだ(C)Getty Images レッドブルのセルジオ・ペレスは今季、開幕からの不振が続いており、解雇の噂も根強く囁かれている。だがここにきて、ペレスがチーム残留に向け大きな後押しを得たと、海…
ペレスが一転、残留へ。強力なスポンサーを得たようだ(C)Getty Images
レッドブルのセルジオ・ペレスは今季、開幕からの不振が続いており、解雇の噂も根強く囁かれている。だがここにきて、ペレスがチーム残留に向け大きな後押しを得たと、海外メディアが報じている。
【動画】予選3位の好走に角田裕毅もガッツポーズ!スタッフと歓喜を分かち合う歴史的瞬間の映像
英スポーツサイト『The Sports Rush』は現地時間11月11日(日本時間12日)、ペレスが新たなスポンサーを獲得し、来季もレッドブルにとどまる見込みであると伝えた。
ペレスの母国、メキシコ国内で報道された情報を元に、同メディアは「2025年シーズンに向けてペレスは新たなスポンサー契約を締結した模様で、そのスポンサーは最大4000万ドルをチームに提供する見込みだ」と綴っている。さらに、「これは、今シーズンのコンストラクターズ・チャンピオンシップでの資金減が見込まれるレッドブルにとって非常に大きな支援となる」として、チームにとってもメリットであると強調した。
また同メディアは、新たなスポンサーの名称は不明としながらも、これまでペレスを支えてきたメキシコの実業家、カルロス・スリム氏からの支援も継続となると説明。その上で、「スリムはペレスの若い頃からキャリアを支援してきた。ペレスは母国メキシコで非常に人気があり、メキシコの企業はその人気を利用して自身のマーケティングに活用している」と母国への影響も大きいと指摘する。
さらに、さまざまな方面への貢献度も高いとして、「グアダラハラ出身のペレスはブランドだけでなく、レッドブルやF1全体にとっても大きな商業的価値を持っている。ペレスはメキシコやアメリカでのレース(オースティン、ラスベガス、マイアミ)での観客動員に大きな影響を与えるとみられている」などと論じている。
その上で同メディアは、「2024年シーズンの残り3戦が終わった後にペレスがチームを去ると予想していた人たちは間違っていたようだ。彼は2024年シーズンの途中でレッドブルと新契約を結んでおり、新人のリアム・ローソンが彼に取って代わるという噂があるものの、年明けに再起を図るチャンスが与えられるだろう」として、ペレスが引き続きレッドブルの一員であり続けるものと見通している。
F1を戦う上で、スポンサーの存在が極めて重要な要素となることは言うまでもない。複数の若手有望ドライバーも候補に挙がっていたものの、来季のレッドブルのシートをめぐる論争はこれで決着となるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】平均順位『7.61』で解雇危機に立たされるペレス 今季中の交代の可能性を豪メディアも強調 ホーナーは「忍耐を失いつつある」
【関連記事】角田裕毅とRBの関係は来季限り?2026年アストン・マーティン入りを英メディアが予想「グリッド最前線への道筋を描くことができる」