「ブリーチャー・レポート」が独自の賞を発表した ドジャースの大谷翔平投手が、新たな“栄誉”を獲得した。米メディアが選出する「ナ・リーグMVP」と「オフに獲得した最高の選手」の“2冠”を受賞。ライバル選手は「到底及ばなかった」などと高く評価し…
「ブリーチャー・レポート」が独自の賞を発表した
ドジャースの大谷翔平投手が、新たな“栄誉”を獲得した。米メディアが選出する「ナ・リーグMVP」と「オフに獲得した最高の選手」の“2冠”を受賞。ライバル選手は「到底及ばなかった」などと高く評価した。
米スポーツ専門メディアの「ブリーチャー・レポート」が「ブリーチャーレポートのMLB担当者らが2024年のMVP、サイ・ヤング、ルーキー・オブ・ザ・イヤーその他について投票」とタイトルをつけて4人の記者が選手を選出した。
ナ・リーグのMVPは満票で大谷。ティム・ケリー記者は「オオタニは2024年は投げなかったので、今年は他の誰かがMVPを獲る番だった。それが彼はMLB史上初の50-50(50本塁打&50盗塁)の選手になってしまった」。さらに塁打、得点、長打率などがリーグトップだったことにも言及した。
ケリー・ミラー記者も「初の43-43の選手になった後に、ばかげた54-59を達成した。実のところ、リンドーア(メッツ)について(受賞にふさわしいと)9月に人々が訴え始めたときは少し悲しかった。リンドーアは素晴らしいシーズンを送った! だが、オオタニがしたことには到底及ばなかった」と大谷の“圧勝”としていた。
ジョエル・ロイター記者は「マウンドに立たなくとも球界で最もオールラウンドな選手だった上に、ドジャースでのデビュー年にワールドシリーズのトロフィーを手にした」。ザカリー・ライマー記者も「98勝をあげたチームの1人の男が本塁打を54本打って、59盗塁を決めた上に、二塁打を38本打って130打点をあげたと言っているのかい? そんなはずない。そんなことが現実にあるわけない。もし現実に起きたなら、この男がナ・リーグMVPかどうかなんてどうして議論しているんだ?」と大谷の偉業に、異論の余地はないといったところだった。
さらに同メディアでは「今オフに獲得した最高の選手」も設定。4人のうち3人が大谷の名前を挙げた。ケリー記者は「彼はナ・リーグMVPを獲るし、ドジャースはワールドシリーズを制覇した。何が恐ろしいって、彼が2025年はマウンドに復帰すること。なので今年の彼は始まりに過ぎない」とさらなる“進化”を予言した。
ロイター記者は「ワールドシリーズ制覇とナ・リーグMVP選出濃厚。これはオオタニのほとんどが後払いの7億ドル契約1年目のドジャースにとって、まさに最高の筋書き」と主張。ライマー記者は「ドジャースは、今季オオタニがチームのためにしてくれたことを夢にも思わなかったかもしれない。ポストシーズン中は当たり外れがあったかもしれないが、彼が地区シリーズ第1戦であの3ランを打たなければチームは敗退していたかもしれないのだ」と大谷の移籍1年目での功績を称えていた。(Full-Count編集部)