11月24日(日)に東京競馬場、芝2400mで行われるジャパンカップ。先週10日にレースの特別登録が行われており、15頭がエントリー。そのうちの1頭であり、主役候補のドウデュース(栗東・友道康夫厩舎)が今朝13日、レースに向けた1週前追…

 11月24日(日)に東京競馬場、芝2400mで行われるジャパンカップ。先週10日にレースの特別登録が行われており、15頭がエントリー。そのうちの1頭であり、主役候補のドウデュース(栗東・友道康夫厩舎)が今朝13日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。

 武豊騎手が跨って、CWへ入場。サトノグランツ、レッドラディエンスの重賞ウイナー2頭が先導する流れを最後方から追走。前半はさほど速いラップではなかったものの、しっかりと折り合い、1Fごとに前との差を詰めていく。じわじわと加速しながら、3コーナーから4コーナーを抜けていき、最後の直線手前では最内から前2頭と差のないところまで詰めていた。

 最後の直線に向いてレッドラディエンスを追い抜くと、最後はサトノグランツとの併せ馬。ラスト1F標識では並んでいたが、軽く仕掛けて半馬身前に出るとそのままゴールするか思いきや、ゴール50m手前でもうひと伸びして、更に半馬身弱差をひろげる。あれだけのスピードが出ている中、まだ加速できるという動きに鳥肌が出た。

 時計は6F80.9〜5F65.7〜4F50.7〜3F35.7〜2F21.9〜1F10.9秒。併せた相手、併せた結果、そして時計。すべてにおいて文句なしの内容でありながら、追い切り後の様子が落ち着いていて余裕を感じさせてくれる。天皇賞(秋)は本当に素晴らしいパフォーマンスだったが、今回はそれ以上が期待できる状態にあるのではないだろうか。

(取材・文:井内利彰)