大谷を超える契約とも噂されるソト。ヤンキースも全力で慰留にかかる(C)Getty Images ストーブリーグが幕を開け…

大谷を超える契約とも噂されるソト。ヤンキースも全力で慰留にかかる(C)Getty Images

 ストーブリーグが幕を開けたMLBは現在、FA市場最大の目玉と評されるヤンキースのフアン・ソトの話題でヒートアップしている。昨年、ドジャースに入団した大谷翔平の10年7億ドルという契約内容を上回るとも予想されているソトは、ここから各球団との交渉が本格的に行われていくことになり、その行方は今オフの米球界、最大の関心事であることも間違いないだろう。

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 そして、いよいよ始まろうとしている“ソト争奪戦”には当然、今季の所属先となっていたヤンキースも強い意気込みとともに加わる。米メディア『FANSIDED』が現地時間11月12日、「ヤンキースはファン・ソトに全力を注ぐ」と報じた。

 同メディアは、「ヤンキースは彼を慰留するために他球団に先んじているように見えるが、数週間後に何が起こるかは予測不能だ」と指摘しており、メッツやドジャース、ブルージェイズも獲得の可能性があると綴っている。

 その上で、一昨年のオフ、FAとなったアーロン・ジャッジとの再契約までの経緯を振り返り、「ヤンキースはジャッジを失いかけた。ジャイアンツがジャッジに契約を提示し、ヤンキースも彼がブロンクスに戻るかどうか確信が持てなかったのだ」と回想する。

 続けて、「結果として、電話一本で再契約を取り付けたものの、あまりにも際どい状況だった。それゆえ、今年アーロン・ブーンとスタインブレナーが(ソトとの交渉で)カリフォルニアに向かうのもそのためかもしれない」と説明。加えて、「ソトの件がジャッジのときのような展開になるのを避けたいのだろう。もう一度スーパースターを逃しかけるという経験を味わいたくはないというわけだ」などと論じている。

 レギュラーシーズンでは41本塁打を放つなど、ジャッジとともに打線の軸として活躍したソト。まだ26歳を迎えたばかりであるスラッガーは、今後も数シーズンにわたりその打棒発揮が期待される。来季もチームにとどめたいと願うヤンキースの熱意は果たして、ソトの胸に響くのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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