シーホース三河は11月9日(土)、10日(日)、敵地のオープンハウスアリーナ太田で群馬クレインサンダーズとの対決を行った。Game1は、前半から高確率で3Pシュートを沈めリードを奪う。しかし、3Qに群馬のディフェンスの前に失速し逆転を許す…
シーホース三河は11月9日(土)、10日(日)、敵地のオープンハウスアリーナ太田で群馬クレインサンダーズとの対決を行った。
Game1は、前半から高確率で3Pシュートを沈めリードを奪う。しかし、3Qに群馬のディフェンスの前に失速し逆転を許すと、最後までオフェンスのリズムを取り戻せずに敗戦した。
Game2は、ディフェンスで主導権を握り序盤からリードを奪う展開に。一時は逆転を許すが4Qに長野が攻守で躍動、バイウィーク前最後のアウェー戦を白星で飾った。
【関連記事】“魔境”中地区を勝ち抜くために――覚醒が期待されるシーホース三河の3人のシンデレラボーイ
―試合結果―
2024年11月9日(土)
群馬 〇 87 – 77 ● 三河
(三河通算成績 8勝5敗)
1Q 群馬 21–27 三河
3Pシュートを高確率で沈めリードを奪う
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#19西田(優)のペイントアタックで先制すると、#0オーガストのスティールから#11久保田がファストブレイクを成功させる。さらには#19西田(優)の3Pシュート、#0オーガストの強烈なダンクで0-9のランを築き、群馬の出鼻を挫く。
群馬のタイムアウト明け、群馬にインサイド、アウトサイドから立て続けに得点を許すが、#11久保田の果敢なドライブで踏み止まると、#11久保田がタイトなディフェンスで群馬のミスを誘い悪い流れを断ち切る。
残り4分、ゾーンディフェンスを展開する群馬に対して、#32シェーファーが冷静に3Pシュートを沈める。さらには#11久保田、#10レイマンも立て続けに3Pシュートを射抜き再びリードを広げる。
残り1分、#10レイマンが3Pシュートを決め切るが、残り4秒に群馬#3パーカーにバスケットカウントを与え、21-27と6点リードで1Qを終える。
2Q 群馬 44–51 三河 (群馬 23–24 三河)
要所で須田が3Pシュートを突き刺しリードを保つ
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
#27石井、#10レイマンが連続で3Pシュートを沈め、21-33と二桁リードを築く。しかし、インサイドを中心に群馬に一挙6得点を稼がれ、流れに乗り切れない。
#10レイマンのフリースローで食い下がるが、その後はオフェンスが停滞。群馬#9辻の連続得点で32-35とワンポゼッション差まで詰め寄られる中、開始5分、スクリーンプレーから#13須田が3Pシュートを決め押し返す。
オフィシャルタイムアウト明けも、群馬#9辻がジャンプシュートを決めれば、#13須田がすかさず3Pシュートを返上するなど、両者激しい打ち合いとなる。
残り2分、ハリーバックで群馬のファストブレイクを止めると、#13須田、#19西田(優)が連続で3Pシュートを成功させ群馬の追従を許さない。
残り33秒には、#10レイマンの強烈なブロックショットが炸裂、さらには#11久保田の柔らかなフローターで加点し、44-51で試合を折り返す。
3Q 群馬 66–62 三河 (群馬 22–11 三河)
アウトサイドシュートを決めきれず得点が停滞、逆転を許す
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
開始2分間、群馬の強固なディフェンスの前にオフェンスが停滞、群馬#0藤井に連続で3Pシュートを決められ、50-51と1点差に詰め寄られる。
開始2分、#54ガードナーがリバウンドで粘りを見せると、#10レイマンのボールプッシュから#19西田(優)がレイアップを成功させる。しかし、直後に群馬#0藤井に3Pシュートを決められ主導権を握れない。
インサイドアタックを試みる群馬に対して、#10レイマンがブロックショットをお見舞いすると、#11久保田が鋭いドライブから得点する。さらには、#54ガードナーも華麗なフェイダウェイを披露し56-59とリードを死守する。
残り1分半、#54ガードナーがパワーアタックからバスケットカウントをもぎ取るが、終盤に群馬#29細川、#0藤井に連続で3Pシュートを沈められ、66-62と逆転を許し4Qに突入する。
4Q 群馬 87–77 三河 (群馬 21–15 三河)
要所で群馬の3Pシュートを許し敗戦
スタートは、#7長野、#10レイマン、#19西田(優)、#27石井、#54ガードナー。
#27石井が難しい体勢から3Pシュートを射抜いて先制する。#54ガードナーとのコンビプレーから#7長野が得点を挙げるが、群馬#9辻、#29細川の連続3Pシュートを許し74-67と突き放される。
#0オーガストとの2メンゲームから#19西田(優)が加点するも、群馬#1フリッピンに個人技から打開されオフィシャルタイムアウトに突入する。
残り4分、華麗なボールムーブから#19西田(優)が3Pシュートを決め切る中、群馬の猛攻を止められず、83-72とリードを拡大される。
三河のタイムアウト明け、#10レイマンがドライブからバスケットカウントを獲得すると、#54ガードナーもゴール下で応戦し反撃を図る。
最後まで激しいオールコートディフェンスを仕掛けるが逆転には及ばず、最終スコア87-77で敗れた。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
前半に関してはすごく良い入りができたと思っています。ただ、総じて勝つためのディフェンスがチームとしてできなかったと思います。ホームゲームで強い群馬さんだということはわかっていましたので、そこに対して明日はより良いプレーをするように修正したいと思います。
―試合結果―
2024年11月10日(日)
群馬 ● 68 – 78 〇 三河
(三河通算成績 9勝5敗)
1Q 群馬 10–22 三河
オーガストがリバウンド7本を含む活躍を見せ、二桁リードを築く
スターティング5は、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
群馬#25ターズースキーのダンクで先制されるが、#0オーガスト、#54ガードナーのフリースローで2-3とリードを奪う。さらには#0オーガストが積極的にオフェンスリバウンドに飛び込むと、#19西田(優)が3Pシュートを射抜き流れを引き寄せる。
開始4分、#54ガードナーがディフェンス2人に囲まれながらも強烈なパワーアタックで押し込み4-10とリードを広げる。
群馬がゾーンディフェンスを展開する中、すかさず#13須田が3Pシュートを決める。#11久保田も鋭いドライブから得点を挙げ、群馬はタイムアウトを要求する。
#7長野がドライブから#0オーガストのダンク、#32シェーファーの得点をアシストすると、残り35秒には#0オーガストが3Pシュートを射抜いて、10-22と二桁リードを築き最初の10分を終える。
2Q 群馬 37–38 三河 (群馬 27–16 三河)
群馬のオールコートディフェンスに苦しみオフェンスが停滞
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#32シェーファー、#54ガードナー。
群馬#0藤井の連続得点、#25ターズースキーのバスケットカウントで19-25と一桁差に押し戻される。
開始3分半、#19西田(優)がロング3Pシュートを沈めると、#0オーガストが弾いたリバウンドから#54ガードナーが得点を挙げ主導権を譲らない。
オフィシャルタイムアウト明け、#54ガードナーのフリースローで21-32と再び二桁差に押し返すが、群馬#0藤井のアタックを止められず群馬を突き放し切れない。
その後もオフェンスが噛み合わず得点が停滞、群馬#0藤井、#25ターズースキーに得点を稼がれ29-33と4点差まで迫られる。
残り55秒、群馬#9辻の3Pシュートを許すが、#10レイマンがすぐさま3Pシュートを返上。しかし残り21秒、群馬#0藤井に3Pシュートを決められ、37-38と1点差に詰め寄られハーフタイムを迎える。
3Q 群馬 55–56 三河 (群馬 18–18 三河)
激しいリードチェンジを繰り広げる中、レイマンの連続3Pシュートで前に出る
スタートは、#0オーガスト、#11久保田、#13須田、#19西田(優)、#54ガードナー。
#0オーガストがリバウンドで奮闘し先制する。群馬#25ターズースキーにリバウンドから得点されるが、#54ガードナーがミスマッチを活かしたアタックでバスケットカウントをもぎ取る。
#0オーガストが狙い澄ましたスティールからそのまま強烈なダンクを叩き込みと、開始4分には#0オーガストが個人技で打開しチームを勢い付ける。
しかし、群馬#9辻、#25ターズースキーに一挙8得点を稼がれ、49-47とリードを奪われる。
#19西田(優)が3Pシュート時のファウルから、フリースローを沈めてリードを奪い返すが、群馬#32ティーマンの連続得点で再逆転を許し、目まぐるしいリードチェンジが繰り広げられる。
三河のタイムアウト明け、#27石井のキックアウトから#10レイマンが3Pシュートを決め切ると、ラストプレーで#10レイマンがタフな3Pシュートを突き刺し逆転に成功、55-56で4Qに突入する。
4Q 群馬 68–78 三河 (群馬 13–22 三河)
長野が攻守にわたり躍動、群馬を突き放し快勝
スタートは、#7長野、#10レイマン、#18角野、#27石井、#54ガードナー。
#32ティーマンを中心に反撃を図る群馬に対して、#7長野、#54ガードナーのホットラインで対抗すると、開始2分半にはアーリーオフェンスから#18角野が3Pシュートで応戦し59-63とリードを広げる。
群馬のタイムアウト明け、#7長野の鋭いパスが#27石井の得点をお膳立て。さらには#7長野が3Pシュートを射抜きチームを鼓舞する。
群馬#25ターズースキーにインサイドで反撃されるが、#27石井がすぐさま3Pシュートを返上し、61-71と群馬を突き放す。
オフィシャルタイムアウト明けも、ディフェンスの強度を落とさず群馬の24秒バイオレーションを誘発すると、残り2分半には#7長野のスティールから#10レイマンのダンクが炸裂し、群馬に反撃の隙を与えない。
その後も#10レイマンと#54ガードナーのコンビプレー、#7長野の3Pシュートで群馬の追従を許さず、68-78でGame1のリベンジを果たした。
シーホース三河 ヘッドコーチ ライアン・リッチマン 試合後コメント
昨日よりも間違いなくディフェンスが良かったです。アイデンティティを保ってプレーをすることは自分たちにとって大切なことなので、それができて良かったです。4Qのようなパフォーマンスが出せたことも素晴らしかったです。
-昨日の敗戦から、どのような部分を意識して臨みましたか?
敗戦を見直して、選手・スタッフ共に、その後の反応がしっかりとできるチームだと思っています。
先日のA東京戦もGAME1を落としてしまいましたが、その後カムバックすることができています。
自分たちが今後やっていかなくてはいけないのは、それをコンスタントにできるチームになっていくことです。このように戻ってきて戦うことができるということが、将来的に自分たちにとっての最高のバスケットボールができるようになっていくことだと考えています。
【関連記事】“新時代”に突入したBリーグ 渡邊雄太も参戦する新シーズンの「注目ポイント」を城宝匡史が解説
【関連記事】Bリーグシーホース三河の西田優大が語る「切り替えの大事さ」。東海大伝統の「24時間ルール」って何だ?
【関連記事】バスケ日本代表が語る自分流“メンタル”と“カラダ”の整え方。Bリーグ三河のシェーファーアヴィ幸樹は「失敗したら・・・」