卓球の「WTTチャンピオンズフランクフルト」は9日、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同4位の王芸迪(中国)と対戦。2-4で敗れ、決勝進出を逃した。今年に入り2度敗れていた張本美相手に勝利をつかん…
卓球の「WTTチャンピオンズフランクフルト」は9日、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同4位の王芸迪(中国)と対戦。2-4で敗れ、決勝進出を逃した。
今年に入り2度敗れていた張本美相手に勝利をつかんだ王芸迪、白熱の試合となった攻防を試合後に振り返っている。
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■光った鋭いフォア攻撃
張本美には今年の「ITTFワールドカップ2024」、「ITTFアジア卓球選手権2024」でそれぞれ敗れていた王芸迪だが、この試合では立ち上がりから気迫を前面にだしたプレーで16歳の前に立ち向かう。手堅いバック中心のブロックでラリー勝負を演じると、機を見て鋭いフォアを見せるなど、要所で張本美のポイントを許さずに意地を見せた。
WTT公式が激闘となった準決勝後の王芸迪のコメントを紹介しており、「素晴らしい試合だったし、コート上では緊迫感があった」と振り返る。そのなかで、「今日の難しい戦いには備えて十分な準備をしてきたし、コート上でのテンポをうまくコントロールできた」と試合に向けた準備面が功を奏したと述べている。
王芸迪は今季の張本美相手の2敗から教訓を得たという。「決断力が足りなかったので非常に厳しい試合で2試合は負けてしまっていた。今日は前より積極的にプレーしたし、最終的に勝つことができて良かった」とコメントを残し、前回対戦との違いに言及した。
今回のフランクフルトでは第1シードの王曼昱と第2シードの王芸迪が決勝進出。中国勢が意地を見せた。
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