プレミアリーグ第11節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsマンチェスター・シティが9日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが2-1で逆転勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫は90分までプレーした。 ブライトンは前節、リバプ…
プレミアリーグ第11節、ブライトン&ホーヴ・アルビオンvsマンチェスター・シティが9日にアメックス・スタジアムで行われ、ホームのブライトンが2-1で逆転勝利した。なお、ブライトンのMF三笘薫は90分までプレーした。
ブライトンは前節、リバプール相手に1-2の逆転負けを喫して2戦未勝利に。順位も8位に下がった。踏ん張りどころを迎えた中、4連覇中の王者相手にバウンスバックを図ったホームゲームでは三笘が左ウイングでスタメン起用となった。
対する2位のシティは前節、ボーンマスに1-2のスコア以上の内容で完敗。続くチャンピオンズリーグ(CL)ではスポルティングCPに1-4の惨敗を喫し、2018年4月以来となる公式戦3連敗となった。その苦境脱出へ連敗ストップを期したアウェイゲームではCLから先発2人を変更。アカンジとベルナルド・シウバに代えてウォーカー、ギュアンドアンを起用。ディフェンスラインは右からウォーカー、シンプソン=ピュゼー、グヴァルディオル、リコ・ルイスとなった。
試合序盤の主導権争いに注目が集まった中、地力で勝るシティが比較的すんなりとボールを握る展開となった。15分にはコバチッチからのパスでボックス内へ持ち込んだサヴィオに最初の決定機が訪れたが、ここはGKフェルブルッヘンの好守に阻まれる。
ファーストチャンスを逃したものの、良いリズムで進めるアウェイチームは23分、中盤でアヤリの縦パスを引っかけたコバチッチがそのまま縦に運んで絶妙なラストパスを前線のハーランドに通すと、DFの前に潜ってゴール前に持ち込んで放ったシュートはGKのセーブに阻まれたが、そのこぼれ球を右足で蹴り込んだ。
幸先よく先制に成功したシティはここ数試合の反省を活かすべく追加点にこだわって以降も攻勢を継続。ハーランドやコバチッチ、フォーデンと積極的にフィニッシュに絡んでいくが、GKフェルブルッヘンの好守などもあって2点目には至らず。
一方、守備では粘るものの、なかなか攻撃に出られないブライトンは三笘らを起点としたカウンターや背後を意識した攻撃をしかけていく。前半終盤に入ってようやくボックス付近でウェルベックらが仕上げのシーンに顔を出し始めるが、DFグヴァルディオルの体を張ったブロックに阻まれるなど、前半の内に追いつくことはできなかった。
1点ビハインドで試合を折り返したブライトンは前半に失点に絡んでカードももらっていたアヤリを下げてバレバをハーフタイム明けに投入。後半は勢いを持って入ると、52分には左サイド深くでエストゥピニャンが上げた完璧なクロスをゴール前に勢いを持って飛び込んだヒンシェルウッドがドンピシャのヘディングシュート。だが、この至近距離からの決定的なシュートはGKエデルソンのビッグセーブに阻まれた。
その後、決定機に絡んだヒンシェルウッドの負傷によってプレミアデビューとなるオライリーのスクランブル投入を余儀なくされたブライトンは、徐々にシティに押し返される。これを受けて、66分にはアディングラとリュテールを下げてジョアン・ペドロ、グルダを同時投入。すると、直後にはバレバのスルーパスに抜け出した三笘、ファン・ヘッケのフィードに抜け出したジョアン・ペドロに続けてビッグチャンスが舞い込むが、GKエデルソンの勇敢な飛び出しなどに遭う。
一方、続けて際どいシーンを作られたグアルディオラのチームは70分過ぎにギュンドアン、サヴィオを下げてベルナルド・シウバ、デ・ブライネと百戦錬磨のゲームメーカーを続けてピッチに送り出す。
一連の選手交代で動きが生まれると、この流れで試合が動く。78分、ファン・ヘッケから三笘への対角フィードが通ると、ボックス付近まで運んだ三笘が続けて折り返しを供給。ウェルベックが競ってゴール前に混戦が生まれると、これを制したジョアン・ペドロのゴール至近距離からのシュートが決まった。
この同点ゴールで一気に勢いづくホームチームがそのまま押し切る。83分、中央でバレバの縦パスを起点にウェルベック、ジョアン・ペドロとダイレクトで繋ぎ3列目からゴール前に飛び出したオライリーが冷静にGKとの一対一を制した。
オライリーが決めた値千金のプレミア初ゴールによって試合を引っくり返したブライトンは、90分に三笘を下げてモデルを投入。完全に逃げ切り態勢に入った。
これに対して選手交代を行わず、同じメンバーで同点を目指したシティは猛攻を仕掛けていくが、デ・ブライネ、フォーデンのミドルシュート、グヴァルディオルがゴール前フリーで放ったヘディングシュートがことごとく枠を外れた。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、トッテナム戦を彷彿とさせる鮮やかな逆転勝利を飾ったブライトンが3戦ぶりの白星を奪取。敗れたシティは公式戦4連敗となり、グアルディオラ監督にとってはPK戦負けを含めた2014-15シーズンのバイエルンでの4連敗を除けば、キャリア初の公式戦4連敗となった。
ブライトン 2-1 マンチェスター・シティ
【ブライトン】
ジョアン・ペドロ(後33)
マット・オライリー(後38)
【マンチェスター・シティ】
アーリング・ハーランド(前23)
【動画】オライリーのプレミア初ゴール&ハーランドの先制点
立て続けのゴールで
ブライトンが逆転
負傷からの復帰となったオライリーが
プレミアデビュー戦で殊勲のゴール
ブライトンの選手の
プレミアデビュー弾は史上6人目
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カウンターから
マンチェスター・Cが先制
ハーランドはプレミアで
最も少ない試合数(77)での75ゴール到達
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