デンソー 試合後会見コメント 11月2日、3日にあいづ総合体育館(福島県)で開催されたバレーボールSVリーグ、デンソーエアリ-ビーズ対大阪マーヴェラスの試合後会見から、デンソーエアリ-ビーズのコメントをお届けする。双方無敗の直接対決…

デンソー 試合後会見コメント

11月2日、3日にあいづ総合体育館(福島県)で開催されたバレーボールSVリーグ、デンソーエアリ-ビーズ対大阪マーヴェラスの試合後会見から、デンソーエアリ-ビーズのコメントをお届けする。

双方無敗の直接対決。デンソーはサーブを武器に初戦の第1、第2セットで大阪MVを圧倒する。
しかし、このままでは終わらないと誰もが思ったであろう。
序盤の展開は大阪MVの猛反撃を呼び起こし、2連戦の密度と緊張感を一層高めるに至った。

デンソーはこの大一番を連勝。開幕からの勝利数を8に伸ばし、今季の充実ぶりを伺わせた。

11月2日 デンソー 3(25-13、25-16、23-25、25-20)1 大阪

■デンソーエアリービーズ
●川畑遥奈主将(リベロ)

大事な1戦、JT戦の1日目を勝ち切ることができました。
自分たちの戦いは、まずサーブからだと思っています。しっかり狙って、ブロックで仕留める。あるいはブロックを絞ってディフェンスするという流れを一番重要視しています。
第1セットの最初からそれがうまく機能して、自分たちの流れでプレーができていました。
第3セットは最後の2点を取り切るまでにミスが多く出てしまいました。顔を見合わせてボールを落としてしまったり。自分たちからミスを出してしまったのが第3セットの甘さでした。

――今季主将。どういうチームを作りたい?指名された時はどう思った?

川畑:今シーズンが始まる前に、監督からキャプテンに指名されました。
今までデンソーを支えてくれた方々が抜けた新しいチームになります。
自分は相手の年齢に関係なくコミュニケーションが取れると思っています。コートの中で気が付いたことを言うように心がけています。
昨シーズン(入団1年目)自分は途中から投入される役目でした。ですので、キャプテンを指名されたときには少し不安もありました。
「キャプテンとしてどう頑張るか」というより、自分の性格をそのまま出すことがチームに対する貢献になると思ってやっています。

――開幕7連勝(11月2日時点)。チームが上手く回っている理由は?

川畑:練習でしっかりコミュニケーションを取る。試合では点数を取ったときにちゃんと喜ぶ。そういった姿勢ですね。一人ひとりが覇気を出して、自分の中にあるものをすべて出す戦い方ができていると思います。

●石倉沙姫選手(アウトサイドヒッター)

まず勝てたことが良かったなと思っています。これまでの試合は出だしでつまづくことが多かったのですが、今日は試合の頭から自分たちのリズムを作ることができました。
ただ、第3セットでは自分たちのミスが先行してしまいました。第4セットでは後半に流れを整え直して勝つことができました。

――試合の主導権を握る素晴らしいサーブを打っていました。昨季は内定加入、今季改めてサーブで会得したものがある?

石倉:実は…サマーリーグでドライブサーブがなかなか入らなくなってしまったんです。イップスみたいな状態と言いますか。
ですので、ドライブサーブを打つことが怖くなってしまった時期もありました。
その後の合宿などで「まずは思い切り打つこと」から始めて、そこからまた感覚が掴めるようになって。今は良いイメージで打てるようになってきています。
劣勢になった場面ではミスも怖くなるんですが、サーブをしっかり入れて行かないと相手の脅威にはなりません。
練習から劣勢な場面を思い描いてトレーニングしています。それが今日の試合でも活きたのかなと思います。

●モンチベレル・ロザマリア選手(オポジット)

昨日のミーティングで「前半に集中する」ことをみんなで決めました。サーブもアグレッシブに行こうと。今日はそれができたのかなと思います。
相手も経験がある選手がいます。頭からプレッシャーをかけていくことをみんなで意識していました。
チームとしてブロックディフェンスも機能していたと思います。

――ここまでリーグ最多得点。このパフォーマンスが出せている理由は?昨年との違いはあるか?

ロザマリア:(最多得点は)素直にうれしいです。しかし、チームの勝利に貢献することが一番だと思っています。
自分もいろんな経験をしてきました。ベストスコアラーの受賞などもありましたが、だからと言って勝利に導けたかというと、試合に勝てないことも多くありました。
これからもチームのために自分の経験をプラスにできればと思っています。
2年目ということで前シーズンより多くのことを知っていますし、チームメイトも自分を助けてくれます。コネクションもより深まっていると感じています。全員で戦っている感触があります。