◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目(7日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72)来季から米ツアー参戦を目指す原英莉花は、4バーディ、1ボギーの「69」で回って通算2アンダーで予選ラウンドを終えた。「予選落ちは絶対にしたくな…
◇米国女子◇ロッテ選手権 2日目(7日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72)
来季から米ツアー参戦を目指す原英莉花は、4バーディ、1ボギーの「69」で回って通算2アンダーで予選ラウンドを終えた。「予選落ちは絶対にしたくなかったから、ホッとしました」と安堵の表情を浮かべた。
最終組スタートの初日は日没が迫る終盤、にわか雨も降られながら2連続バーディで締めくくった。それでも予選通過圏外の1オーバー発進。2日目は「アンダーで回るのがマスト」と自らに言い聞かせてティオフしたという。
まず前半14番でチャンスを決め、折り返した後半1番(パー5)で2つ目のバーディを奪取。「ちょっとずつ(好感触を)つかんできているけど、まだショットの調子は日替わり」。不安材料を払しょくすることに集中していた。
2番で短いパットを外してボギーにしたが、前日にティショットを池に入れていた続く3番で心を研ぎ澄ませた。「きのうダブルボギーにしたホールだったから、そこはしっかり集中して。絶対にバーディを獲りたいっていう気持ちで」。残り107ydの2打目は“あえて”49度のウェッジで打ってピンに絡めた。「普段ならPWで軽く打つけど、短いクラブを持つジャッジをしてチャンスにつけられた。すごく良かった」。3mのバーディパットを沈めたバウンスバックにうなずく。
開幕前のプロアマ戦が大雨でキャンセルとなった影響で、アウト9ホールは歩いてコースチェックした。十分な下調べができていたわけではないはず。加えて、「きょうは体がちょっといつもより硬いというか、しなやかに回せなかった」。そんな中でも納得できるショットが増えてきた感覚もあり、状態は上向きだ。
米ツアーでカットラインをクリアするのは4月開催だった前年のこの大会以来になる。「きょうと変わらない気持ちで行きたいけど、1番から気持ちよくバーディを狙っていきたい」。攻めのゴルフを心掛けつつ、目指すのは今日のように「アンダーパーで回る」こと。残り36ホール、ほっと一息ついても泰然自若の心は忘れない。(ハワイ州エワビーチ/石井操)