11月10日から17日にかけて開催される男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は7日、第1シードで出場する世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)が会見を行い、今季初めて母国イタリアでプレーする喜び…
11月10日から17日にかけて開催される男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は7日、第1シードで出場する世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)が会見を行い、今季初めて母国イタリアでプレーする喜びや、最終戦への意気込みを語った。
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大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。今年はJ・シナー、A・ズベレフ(ドイツ)、C・アルカラス(スペイン)、D・メドベージェフ、T・フリッツ(アメリカ)、C・ルード(ノルウェー)、A・デ ミノー(オーストラリア)、A・ルブレフの8名が出場する。
23歳のシナーがATPファイナルズに出場するのは2年連続3度目。初出場となった2021年は予選ラウンドロビンで姿を消したが、昨年はS・チチパス(ギリシャ)、N・ジョコビッチ(セルビア)、H・ルーネ(デンマーク)、メドベージェフを下し決勝に進出。最後はジョコビッチにリベンジを果たされ準優勝に終わったが、初の決勝へと駒を進めた。
シナーは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)や全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)など7大会を制覇。しかし、BNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATPマスターズ)は欠場しているため、今年初の母国での大会が今大会となった。会見では地元のファンについても語っている。
「イタリア人であり、イタリアでプレーすること。今年はイタリアでプレーしていないからね。ここに来ることができて、本当に興奮しているし、うれしいよ」
「僕のシーズンはとても高く評価されている。今年、これほど多くのことに勝てるとは想像もしていなかった。いろいろなことが起こったね。オーストラリアですべてが始まったことを思い返すと......選手として、人として、人間として常に向上しようとすることが大事なんだ。自分がどのように進化しているのか、さらに誇りに思うし、うれしく思う。来年もこのように向上していけることを願っている」
今大会、予選ラウンドロビンではメドベージェフ、フリッツ、デ ミノーの3名と対戦するシナー。最後に、各選手の印象を明かした。
「メドベージェフは素晴らしいキャリアを持ち、多くのトーナメントで優勝してきた。彼はコート上で素晴らしいメンタリティを持ち、信じられないほどよく動く。彼はゲームスタイルを少し変えていて、プレーするのがより危険になっている。彼を倒すのにかなり苦労したからだ。今はどの試合もオープンで、何が起こるかわからない。彼はとてもタフな相手だよ」
「テイラー(フリッツ)のことは、まだそれほど対戦していないからあまり知らないかもしれない。でも、彼は素晴らしいサーバーで、とても強いボールを打つ。サーブを始め、リターンもとてもいい。オールラウンドでとてもいい選手だし、素晴らしいシーズンを送っている」
「アレックス(デ ミノー)は少し変わった選手だ。彼はとてもソリッドで、とても速く、素晴らしいメンタリティを持っている。どうにかして、すべてのポイントで勝たなければならない。彼は簡単にポイントを与えてくれないから、それを取りにいかなければならない。彼の勤勉さは、今のポジションにふさわしい。彼は我慢することなく、選手として向上し続けるだろうね」
シナーは10日の開幕初日に、デ ミノーと顔を合わせる。
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