ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第4節、マンチェスター・ユナイテッドvsPAOKが7日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが2-0で勝利した。 ここまで3試合連続ドローで下位に低迷するユナイテッドは、引き続きファ…
ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第4節、マンチェスター・ユナイテッドvsPAOKが7日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが2-0で勝利した。
ここまで3試合連続ドローで下位に低迷するユナイテッドは、引き続きファン・ニステルローイ暫定体制のホームゲームでPAOK相手に初勝利を狙った。1-1のドローに終わった直近のチェルシー戦からは先発3人を変更。マルティネス、デ・リフトに代えてエバンス、リンデロフをセンターバックで起用したほか、ラッシュフォードに代えてアマドを右ウイングに配置した。
立ち上がりにはカマラ、ジヴコビッチに立て続けのシュートを打たれたが、時間の経過とともにボールを握って押し込む展開としたユナイテッド。
アマドとガルナチョの両ウイングの仕掛けをシンプルに使いながら、外回りの攻撃でチャンスを窺う。19分にはそのアマドのクロスをゴール前のホイルンドが頭で合わせるが、これはGK正面を突いた。
前半半ばを過ぎてテンポを上げたいホームチームだったが、全体的に重さや反応の遅れもあって厚みのある仕掛けを見せられず。ボックス付近まで運ぶものの、そこからの打開策を欠く。逆に、幾度か相手に引っくり返されると、再びカマラの鋭いミドルシュートでゴールを脅かされるが、ここはGKオナナの好守で事なきを得る。
最低限のゴールレスも停滞感漂う中で試合を折り返したユナイテッドだったが、後半立ち上がりにゴールをこじ開ける。50分、波状攻撃からボックス手前左のブルーノ・フェルナンデスが右足インスウィングのクロスを供給すると、ファーでアマドが折り返し気味に放った浮き球のヘディングシュートがそのままゴール左隅に決まった。
良い時間帯に先制したユナイテッドは59分にもブルーノの絶妙なスルーパスに抜け出したアマドがボックス内でGKと一対一のビッグチャンスを迎えるが、ここはファインセーブに阻まれる。
この数分後には3枚替えを敢行。ウガルテ、ガルナチョ、ダロトを下げてエリクセン、マルティネス、ラッシュフォードを投入。ただ、前に出てきたPAOKの攻撃に手を焼くと、タイソンを起点に中央をあっさりと通される場面が散見され、際どいシュートを幾度も打たれる。
少し嫌な空気が漂い始めるが、久々のスタメン起用で気合いが入る若武者が再び決定的な仕事を果たす。77分、相手陣内右サイドでDFババ・ラーマンからボールを奪い切ったアマドがボックス手前でカットインから左足を振り抜く。DFの足にもディフレクトしたシュートがゴール左隅の完璧なコースに決まった。
この追加点で勝利を大きく引き寄せたユナイテッドは、足首を少し痛めた殊勲のアマドを下げて負傷明けのマウントを投入。週末のレスター・シティ戦を睨みつつ、ゲームクローズに入った。
トドメの3点目こそ奪えずもクリーンシートで勝ち切ったユナイテッドが4戦目にして待望の今季EL初勝利を収めた。
マンチェスター・ユナイテッド 2-0 PAOK
【マンチェスター・ユナイテッド】
アマド・ディアロ(後5、後32)