偉大な兄を追う戦いが始める。名馬キタサンブラックの半弟となるアルマデオロ(牡2、栗東・清水久詞厩舎)が、日曜京都5Rの2歳新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを狙う。 アルマデオロは父レイデオロ、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオー…

 偉大な兄を追う戦いが始める。名馬キタサンブラックの半弟となるアルマデオロ(牡2、栗東・清水久詞厩舎)が、日曜京都5Rの2歳新馬(芝2000m)でデビュー勝ちを狙う。

 アルマデオロは父レイデオロ、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄のキタサンブラックは16年と17年の天皇賞(春)を連覇するなど、GIを7勝した歴史的名馬。種牡馬としてもイクイノックスやソールオリエンスを送り出し、大成功を収めている。また、同じく半兄のシュガークンは今年の青葉賞の覇者。ショウナンバッハとエブリワンブラックもオープンまで出世している。馬名はスペイン語で「黄金の魂」。ユニオンオーナーズクラブにおいて総額1億円で募集された。

 清水久詞厩舎らしく、ここまで山のように乗り込まれてきた。1週前のCWで6F80秒2、1F11秒7をマークするなど、時計も水準以上。鞍上に兄の主戦を務めた武豊騎手を迎え、初戦から能力全開といきたい。