21年のニュージーランドTほか、国内外で重賞3勝を挙げたバスラットレオン(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)が6日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は種牡馬になる予定だが、けい養先は未定。JRAが7日、ホームページで発表した。 同馬は父キズ…

 21年のニュージーランドTほか、国内外で重賞3勝を挙げたバスラットレオン(牡6、栗東・矢作芳人厩舎)が6日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は種牡馬になる予定だが、けい養先は未定。JRAが7日、ホームページで発表した。

 同馬は父キズナ、母バスラットアマル、母の父New Approachの血統。19年のオールカマーを制し、20年の天皇賞(春)で2着になったスティッフェリオが同じ一族にいる。

 20年7月にデビュー勝ちを飾り、さっそく重賞戦線に加わると、札幌2歳Sやシンザン記念で3着と見せ場。21年3月の3歳1勝クラスで2勝目をマークしたが、これは古川奈穂騎手にとっての初勝利でもあった。続くニュージーランドTでは新馬戦の手綱をとった藤岡佑介騎手に手替わりし、5馬身差の圧勝で重賞初制覇。以降もマイル戦を中心に出走を重ねた。

 初ダートとなった22年のゴドルフィンマイル(首G2)では、15番人気の伏兵評価を覆して2つ目のタイトルを獲得。その後は国内外で芝とダート、さらに距離を問わず、さまざまなレースを走り、23年の1351ターフスプリント(沙G3)で重賞3勝目を飾った。前走のJBCスプリントでは、ゆかりある古川奈穂騎手とひさびさにタッグを組み、ラストランを無事に完走。全29戦のキャリアで、札幌、阪神、中京、中山、東京、メイダン、グッドウッド、ドーヴィル、キングアブドゥルアジーズ、浦和、ソウル、大井、京都、小倉、佐賀と、実に「15」の競馬場を駆けた。通算成績は29戦5勝(うち重賞3勝)。

(JRAのホームページより)