トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ヨーロッパリーグ(EL)4連勝への意気込みを語った。イギリス『フットボール・ロンドン』がオーストラリア人指揮官の会見コメントを伝えている。 今大会で優勝候補の一角に挙がるトッテナムは、ここまで若手…

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ヨーロッパリーグ(EL)4連勝への意気込みを語った。イギリス『フットボール・ロンドン』がオーストラリア人指揮官の会見コメントを伝えている。

今大会で優勝候補の一角に挙がるトッテナムは、ここまで若手や控え選手中心のスカッドで臨みながらも開幕3連勝を達成。また、直近はEFLカップでマンチェスター・シティ、プレミアリーグでアストン・ビラと難敵を撃破し、2連勝と復調を示している。

ただ、7日に行われるELリーグフェーズ第4節では2勝1分けで無敗を継続し、スュペル・リグでも首位に立つトルコ屈指の強豪と相まみえる。

セリエAでゴールを量産したマウロ・イカルディ、ビクター・オシムヘンという強力な2トップに加え、古巣初対戦のDFダビンソン・サンチェス、かつてプレミアリーグでもプレーしたMFルーカス・トレイラ、MFハキム・ツィエクら多才なタレントとともに完全アウェイのアリ・サミ・イェン攻略は至難の業だ。

その重要な一戦に向けた公式会見に出席したポステコグルー監督は、難所での勝ち点奪取へ意気込んだ。

「彼ら(若手プレーヤー)はみんな楽しみにしていると思う。それがフットボールをする理由だ。特にこの世代は、サポーターのいないフットボールがどんなものか経験している。コロナ禍のとき、それは確かに嫌なものだった」

「だからこそ、(完全アウェイの雰囲気を)楽しみにしている。素晴らしいスタジアムで、サポーターが信じられないほどの雰囲気を作り出し、彼らはヨーロッパのビッグナイトが大好きだ」

「彼らは非常に優れたチームであり、ヨーロッパで参加したいゲームそのものだ。若手かベテランか、役割に関係なく、楽しみにしているよ」

対戦相手の印象については前線のタレントを警戒しながらも、世界最高のリーグで戦っているチームとして、相手の経験豊富なスカッドに気圧されることはないと断言する。

「彼らは間違いなく前線に多くの脅威を持っている。彼らのアタッカーは個々において非常に優れている。フィジカル的なチームでもあり、我々のプレースタイルで彼らの攻撃の脅威に対抗しなければならない。ただ、我々はプレミアリーグでプレーしており、毎週トップの相手と対戦しているし、それがどういうことか、そしてトップのプレーヤーがどういうものかは理解している」

また、対戦相手はセットプレーを非常に強みとしており、その部分をウィークとしているスパーズにとっては難しい戦いも予想されるところだ。

「彼らはセットプレーから多くのゴールを決めている。したがって、明日はまた、さまざまなタイミングで守備に力を入れなければならない。ダビンソン・サンチェス、また会えるのはうれしいよ。私が最初にここへ来たとき、彼はクラブにいた。とても優秀なプロで、いつも一生懸命頑張っている。人間的にも素晴らしいし、明日彼に会えるのを楽しみにしているよ」

一方、指揮官はここに来て負傷者が増加傾向にあるチームの最新情報についても言及。直近のアストン・ビラ戦で負傷したFWリシャルリソンとDFクリスティアン・ロメロに加え、数選手を欠いての戦いになることを認めている。

「週末からでは、リッチーは残念ながらハムストリングを負傷し、最終的な情報はまだ得ているところだが、しばらくは欠場すると思う。ロメロは、それほど深刻なものではないと思うし、うまくいけば週末にはまだチャンスがあるはずだ」

「ティモ・ヴェルナーは鼠径部に少し痛みがあり、遠征には参加しなかった。マイキー・ムーアは昨日ウイルスに感染し、彼も家に残した。体調が良く、出場資格のある他のプレーヤーは全員ここにいる」

そういった離脱者もあり、今回の一戦でも大幅なターンオーバーが見込まれるが、指揮官は「我々にとって素晴らしい試練となるが、我々は調子が良く、良いフットボールをしている。ヨーロッパリーグでは良いスタートを切ったし、ホームでもアウェイでも結果は良く、それを続けていきたい」と、ここ最近の好調を結果に繋げていきたいと語っている。