ローマのイバン・ユリッチ監督が、自身の去就を左右するユニオン・サン=ジロワーズ戦に向けた公式会見に臨んだ。 ダニエレ・デ・ロッシ監督の電撃解任を受け、9月中旬にジャッロロッシの新指揮官に就任したユリッチ監督。就任直後はウディネーゼ、ヴェネツ…

ローマのイバン・ユリッチ監督が、自身の去就を左右するユニオン・サン=ジロワーズ戦に向けた公式会見に臨んだ。

ダニエレ・デ・ロッシ監督の電撃解任を受け、9月中旬にジャッロロッシの新指揮官に就任したユリッチ監督。就任直後はウディネーゼ、ヴェネツィア相手に連勝を飾ったが、以降は格下であるエルフスボリやエラス・ヴェローナ相手の敗戦、フィオレンティーナ戦での1-5の大敗を喫するなど急失速。

さらに、冷遇する一部の新加入選手やリーダーグループとの関係にも問題を抱えており、早くも解任の可能性が取り沙汰される。

最新報道ではひとまずインターナショナルマッチウィークまでの解任の可能性はないようだが、7日に行われるヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第4節のサン=ジロワーズ戦、セリエA次節のボローニャ戦での勝利が続投に向けた必須条件とみられる。

そんななか、クロアチア人指揮官はサン=ジロワーズ戦の公式会見の場で幾つかのトピックについて言及した。『romapress』が伝えている。

今週に入ってオーナーのフリードキン・ファミリーとの会談が行われた中、指揮官は自身の去就に言及。ここ最近の解任の可能性に関する報道に釘を刺しながらも、結果を残す必要があることは自覚しているという。

「フリードキン? 彼らと話したが、メディアは過度な憶測を見せている」

「オーナーの信頼は感じているが、結果を出す必要があるのは明らかだ」

文字通りの完敗となったフィオレンティーナ戦を除き、勝ち点3を取りこぼしてきた試合でも、ポジティブな要素を強調するきらいがある指揮官は、直近のヴェローナ戦を同じ形で振り返りつつも、今回の試合では勝利が必須だと尻に火が付いた様子も垣間見せた。

「フィオレンティーナ戦の後、我々は良いパフォーマンスを見せたが、特別なエピソードの代償を払った。プレーヤーは自分たちのやっていることを信じ、ハングリー精神と目的を持ってプレーしなければならない」

「明日は勝たなければならないし、我々はこの試合に集中している。プレーヤーもヴェローナ戦後の士気を高めるためにも勝利を必要としている」

「我々は改善し、必要な結果を得ることに集中している。明日は難しい試合になるだろうが、順位と士気のために勝たなければならない。そのためには我々のアイデアとゲームプランを貫き、集中力をさらに高める必要がある」