11月7日(現地時間11月6日)、河村勇輝所属のメンフィス・グリズリーズと、八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズが対戦した。…
11月7日(現地時間11月6日)、河村勇輝所属のメンフィス・グリズリーズと、八村塁所属のロサンゼルス・レイカーズが対戦した。今シーズン初の日本人対決を期待されていたが、八村が病気のため欠場。グリズリーズが131-114で勝利した。
レイカーズは八村に加えて、アンソニー・デイビスも左足痛で欠場し、ディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、ダルトン・コネクト、レブロン・ジェームズ、ジャクソン・ヘイズを先発起用。対するグリズリーズは、ジャ・モラント、ジェイレン・ウェルズ、サンティ・アルダマ、ジャレン・ジャクソン・ジュニア、ザック・イディーと、3試合連続で同じスターティングファイブが名を連ねた。
試合は、第1クォーターからイディー、ウェルズといったルーキーコンビが得点を重ねたグリズリーズが先手をとる展開。第2クォーターにはNBA通算1500試合出場となったレイカーズのレブロンが躍動し食い下がったものの、モラントが果敢に攻め込み応酬。NBAを代表するスターのマッチアップに、アリーナが異様な雰囲気となる時間帯もあった。
グリズリーズ14点リードの95-81で迎えた第3クォーターには、モラントがアリウープダンクを試みた直後の着地で負傷しベンチへ下がるアクシデントもあったが、グリズリーズはベンチメンバーが奮闘。第4クォーターもジャクソン・ジュニアの3点プレー、ルーク・ケナードの3ポイントなどでグリズリーズが押し込み、一気に突き放した。
河村に出番が巡ってきたのは、127-109の第4クォーター残り1分56秒。自身2試合ぶり6度目のNBA公式戦出場となった河村は、コートイン直後にブロニー・ジェームズのチェックをかわしてミドルジャンパーを放ったが、惜しくもリングに弾かれてしまう。その後、イディーとのパス交換が乱れターンオーバーとなる場面もあったものの、残り33秒でフリースローを獲得し2本ともに成功。記念すべきNBA初得点に地元ファンからも祝福の歓声が起こった。
今シーズン5勝目(4敗)を手にしたグリズリーズは、ジャクソン・ジュニア、ウェルズ、モラントの3名がチーム最多タイとなる20得点を記録。チーム全体で3ポイント成功率50パーセント(17/34本)と高精度の長距離砲が光り、7名が2桁得点をマークした。河村は1分56秒のプレータイムでフィールドゴール1本を外したものの2得点。NBAプレーヤーとして大きな一歩を踏み出した。
一方、4敗目(4勝)を喫したレイカーズは、主力選手を欠くなか、レブロンが35分25秒のプレータイムで39得点7リバウンド6アシストと奮闘。クリスチャン・コロコが初出場する朗報もあったが、痛い2連敗となった。
■試合結果
レイカーズ 114-131 グリズリーズ
LAL|27|26|28|33|=114
MEM|35|24|36|36|=131