インテルのシモーネ・インザーギ監督がアーセナル相手のウノゼロ勝利を振り返った。 インテルは6日、ジュゼッペ・メアッツァで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節でアーセナルと対戦し、1-0で勝利した。 今週末にナポリとのセ…

インテルのシモーネ・インザーギ監督がアーセナル相手のウノゼロ勝利を振り返った。

インテルは6日、ジュゼッペ・メアッツァで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第4節でアーセナルと対戦し、1-0で勝利した。

今週末にナポリとのセリエA首位攻防戦を控えるネッラズーリは、プレミアリーグの強豪をホームで迎え撃ったこの一戦で一部主力をベンチに置くターンオーバーを敢行。それでも、アグレッシブな入りを見せた前半に主導権を握ると、ハーフタイム直前に相手のハンドで得たPKをキッカーのMFハカン・チャルハノールがきっちり決めて先制に成功。

後半は押し込まれる展開が続いたが、要所を締める守備でウノゼロ勝ちに持ち込んでアタランタと共にCL開幕4試合連続クリーンシートを達成。難敵撃破でのCL3連勝を飾った。

同試合後、インザーギ監督はイタリア『スカイ・スポルト』で、対戦相手のアーセナルを称えながら、その難敵相手に任務を遂行した選手たちの奮闘を称えた。

「これは非常に重要な勝利だ。我々は、セットプレーで特に我々を苦しめた非常に強力で激しいチームを相手に、この勝利のために戦わなければならなかった」

「アーセナルは、今シーズンのチャンピオンズリーグでこれまで見た中で最高のチームの1つだ。我々は非常に良いスタートを切り、後半は本当によく守った。我々はファンの前で勝利を望んでいた」

「もちろん、マンチェスター・シティとアーセナルとの2試合で、とりわけこのような力強いパフォーマンスで4ポイントを獲得できたことを誇りに思う。我々はよく持ちこたえているが、トーナメントのこの段階ではまだ4試合が残っている」

セリエAでは11試合13失点と近年に比べてソリッドさを欠くものの、CLでは4試合連続クリーンシートを達成。とりわけ、この試合ではDFヤン・アウレル・ビセックがFWカイ・ハヴァーツの決定的なシュートをブロックするなど、出色のパフォーマンスを披露。

指揮官は「チームの団結と堅実さを見ることができてとてもうれしかった。アーセナルはセットプレーを多く繰り出したが、最終的にゾマーはほとんどセーブする必要がなかった」と、チーム全体として守備のマネジメントがうまくいったと自賛。

さらに、ビセックに関しては肋骨の負傷によって痛み止めを服用しながらのプレーだったことを明かし、改めてメンタルを含めたフィジカルの強さ、ポテンシャルの高さを称賛している。

「私にとって、ビセックは信じられないほど強いプレーヤーだ」

「ビセックは肋骨を負傷しながらも痛み止めを服用してプレーしたが、信じられないほどよくやってくれた。同様にメディカルスタッフは彼を回復させるのに素晴らしい仕事をしてくれた」

「前半は氷嚢を当てていたが、彼は『何があっても引き下がらない』と言っていた」

アーセナル相手に結果を残した上、週末のナポリ戦に向けて一部主力の温存やプレータイムコントロールと卓越したチームマネジメントを見せた指揮官だが、「我々には23人のスタメン候補がいる」とターンオーバーに躊躇することはないと、鍛え上げられたスカッドへの自信も垣間見せた。

「我々には23人のスタメン候補がいると私が話すとき、ただその言葉を口にしているのではなく、それが真実だと心から信じているからだ。今夜我々はそれを証明した。多くの変更を加えたが、普段と違いはなかった」