米メディアが大谷の左肩手術による懸念点を挙げた(C)Getty Images ドジャースは現地時間11月5日(日本時間6日)、大谷翔平がヤンキースとのワールドシリーズ第2戦の7回二死から二盗を試みた際に左肩を負傷し、左肩関節唇損傷で既に手術…

 

米メディアが大谷の左肩手術による懸念点を挙げた(C)Getty Images

 

 ドジャースは現地時間11月5日(日本時間6日)、大谷翔平がヤンキースとのワールドシリーズ第2戦の7回二死から二盗を試みた際に左肩を負傷し、左肩関節唇損傷で既に手術を受けたと発表した。

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 球団によるとスプリングトレーニングには間に合う見込みであるとしたが、実際はどうなのか。来季は投打の「二刀流」としての復活が期待されているだけに気になるところだ。

 米スポーツ専門局『ESPN』は記事の中で、「ドジャースはオオタニが2025年に二刀流に復帰することを見越して、オフシーズン中に通常より早めに投球プログラムを再開できることを期待していた。ロサンゼルスでニール・エラトラッシュ医師が行った今回の手術がそのタイミングにどのような影響を与えるかは不明だが、手術はオオタニの投球しない方の肩で行われた」と伝えている。

 また、2020年にドジャースのコディ・ベリンジャーがエンリケ・ヘルナンデスと優勝を祝っている最中に大谷と同様の怪我を負ったことを紹介。同年11月に関節唇の手術を受けており、「ベリンジャーは2021年の開幕戦に出場したが、その後2シーズンで打撃成績は劇的に低下した」としている。

 「しかし、ベリンジャーは打撃時に主に使う右肩を負傷した。一方、オオタニは打席ではそれほど問題にならないとされる後ろ肩を負傷した」とし、影響は少ないのではないかとみている。

 また、米メディア『FANSIDED』は「オオタニがドジャースと10年契約していることを考えると、最初の2つのオフシーズンを手術からの回復に費やすのはファンが望む理想ではないだろう」としたが、「彼は手術から戻った後も、間違いなくその力を発揮できるだろう」と記した。

 それでも、ドジャースと10年の大型契約を結び、大谷は打者だけでなく先発投手の柱としても期待されているだけに、米メディアにとって手術の回復具合は気になる懸念材料であることは間違いない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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