◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前(6日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)今週を終えて賞金ランキング1位の選手には、12月12日から行われる来季PGAツアー出場をかけた最終予選会(フロリダ州TP…

米ツアー最終予選会への切符を狙う

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前(6日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

今週を終えて賞金ランキング1位の選手には、12月12日から行われる来季PGAツアー出場をかけた最終予選会(フロリダ州TPCソーグラス)出場権が付与される。現在1位にいるのは今季4勝の平田憲聖。逆転の可能性が残されているのは、2位の金谷拓実と3位の木下稜介、4位の今平周吾までとなっている。

木下と今平が逆転するには優勝が必須条件。金谷は優勝すれば、平田の成績にかかわらずランキングは1位に上がる。5人までの2位タイ、2人までの3位タイに入れば、平田の成績次第では逆転の可能性がある。

金谷は昨年大会もランキング2位で迎え、大会3位に入ったが約1939万円差でランク1位の中島啓太を逆転するには届かなかった。今季はすでに12月3日から米国4会場で行われる2次予選にエントリー済み。「今週も優勝を目指しているし、ダメだったら2次から受けるだけ。やるべきことは何も変わらない」と淡々と準備を進めている。

本大会では、2019年にツアー史上4人目のアマチュア優勝を達成。プロ転向後の20年以降も5位、2位、3位と好成績を残し続けてきた(22年は出場せず)。「やっぱり毎年コースコンディションが素晴らしい。特にグリーンは例年以上にスピードも出ているので、その中でしっかり自分らしいプレーができるように頑張ります」と話した。

2019年大会では、単独首位から出た最終日にイーグルフィニッシュで優勝をつかんだ。「大好きな試合」と言う場所で、かねて目指してきたPGAツアー進出のチャンスをかけて戦う。(静岡県御殿場市/谷口愛純)