◇米国女子◇ロッテ選手権 事前(5日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303yd(パー72)3年連続で本大会に出場する渋野日向子にとって、印象深いのはやはり単独2位で終えた2022年になる。「勝てなかったですけど、すごく自分は頑張れたな…
◇米国女子◇ロッテ選手権 事前(5日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6303yd(パー72)
3年連続で本大会に出場する渋野日向子にとって、印象深いのはやはり単独2位で終えた2022年になる。「勝てなかったですけど、すごく自分は頑張れたなって思える試合でした」。最終日を3打差2位からスタートし、優勝したキム・ヒョージュ(韓国)に後半17番で1打差に迫るなど最終盤まで激闘した。
今年は開催時期が4月から11月に変わり、秋に南国ハワイに来るのは初めて。「安定的に暑いです」と表現する。パスパラムという独特な芝質を持つコースを前に、警戒心を高めるのは「グリーン周りのラフ」。前日の練習からアプローチレンジで感触を確かめる姿があった。「TOTO(ジャパンクラシック/前週)に比べればフェアウェイは(ボールが)転がってくれる。グリーンも跳ね具合を読むのがすごく難しいし、ラフはモジャモジャ系」とそれぞれを細かく分析した。
今季も今週を含めて残り3試合。ポイントランキングは58位で、上位60人に限られる最終戦「CMEグループ ツアー選手権」(フロリダ州ティブロンGC ゴールドコース)に出場できる位置にいる。ポイントランキング80位以内に入れず、フルシードを喪失した昨年の終盤戦を思えば「去年よりはワクワク感はある。気持ちは違いますね。もうちょっと攻めていかんとなって思う」と高い位置に目線はある。
暗い表情を見せる時期もあったが、シード復帰を目指して取り組んできた今シーズン。「今年もあっという間ですよね。悔いの残る場面もすごく多かったし、頑張れたなって思う試合も何個かあった。最終戦まで出られるように、しっかりこの2試合で頑張りたい」。初日からスタートダッシュをかけたい。(ハワイ州エワビーチ/石井操)