11月5日、バスケットボール男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)が、日本人史上4人目のNBAプレーヤーとなったメ…
11月5日、バスケットボール男子日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチ(HC)が、日本人史上4人目のNBAプレーヤーとなったメンフィス・グリズリーズの河村勇輝について語った。
この日、ホーバスHCは自身の日本代表HC継続会見に出席。日本代表としてワールドカップ、オリンピックといった国際大会で存在感を示し、今年9月に海を渡った愛弟子に関する質問にも応じた。
エグジビット10契約から2Way契約を勝ち取り、NBA公式戦デビューを果たした河村について、ホーバスHCは「河村選手といろいろ話したんですけど、彼がNBAに入った時、僕がNBAに入った時を思い出した。いま彼は何を考えているかな、これが経験になっているかなと思った。間違いない。NBAにいれば絶対に上手くなると思います。プレーも気持ちも力も。これから彼が日本に戻ってくるのがすごく楽しみ。(NBAを経験した河村が日本代表に入れば)チームは絶対に強くなります」と、世界に羽ばたく愛弟子の姿に目を細めた。
パリ2024オリンピックのメンバーの中では、河村の他にも八村塁(NBAロサンゼルス・レイカーズ)、富永啓生(インディアナ・マッドアンツ)、ジェイコブス晶(ハワイ大学)がアメリカでプレーしている。海の向こうで挑戦している選手たちについて問われたホーバスHCは、「若い選手たちは、日本代表のバスケットを忘れないでほしい。(ジェイコブス)晶はハワイ大学。日本代表とハワイ大学では彼のロール(役割)が違うんですよ。うちのバスケは絶対に忘れないで。山ノ内(勇登/ネバダ大学)も。彼にもそういう話をした。若い選手たちは自分の大学のバスケのことを考えているから、日本代表に戻った時に時間がかかる。そんなに時間ないからというような話はよくします」と、各選手へのメッセージを込めたコメントも寄せた。
日本代表は今後、11月11日より都内にある味の素ナショナルトレーニングセンターにて、アジアカップ2025予選Window2のメンバー候補23名を招集し合宿を実施。同21日のモンゴル代表(同108位)、同24日のグアム代表(同80位)戦は、国内組のみの“新生・ホーバス体制”で臨むことになる。
河村をはじめとした海外組の飛躍に期待を寄せつつ、まずは再始動するホ―バスジャパンがどのような布陣でアジアカップ予選に挑むのか、注目だ。