メジャー移籍への想いを隠そうとはしていない佐々木。(C)Getty Images 今オフに念願だった大舞台へ挑むのか。ロッテの佐々木朗希の去就が注目を集め続けている。 現地時間11月3日、全米記者協会所属のフランシス・ロメロ記者は自身のXで…
メジャー移籍への想いを隠そうとはしていない佐々木。(C)Getty Images
今オフに念願だった大舞台へ挑むのか。ロッテの佐々木朗希の去就が注目を集め続けている。
現地時間11月3日、全米記者協会所属のフランシス・ロメロ記者は自身のXで佐々木がロッテからの来季契約オファーを拒否したと投稿。「23歳になるエースの状況は依然不透明だ。ポスティングされるか、ロッテとの交渉を続けるかだ」と指摘し、今オフにメジャー挑戦する可能性が消えていないことを伝えた。
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昨オフから挑戦意欲は十分にある。労組「日本プロ野球選手会」を脱退した佐々木は、越年更改も行うなど異例の行動を見せて世間を驚かせた。
もっとも、佐々木の前に立ちはだかる“壁”は小さくない。メジャーリーグでは労使協定によって定められたルールにより、25歳未満の選手に各球団が使用できる金額が、契約金や年俸など込みで、年間500万ドル(約7億2500万円)と決まっている。つまり現時点でのポスティングは、とりわけロッテにとって満足のいく保証が得られない可能性が高いのだ。
そんな「25歳ルール」もあって米メディアでは、今オフのメジャー移籍が叶わないのではないかという憶測が錯そう。佐々木の動向は不透明なままとなっていた。
仮に“令和の怪物”が一大決心を下せば、米球界の移籍市場にも小さくない影響をもたらすのは必至だ。MLB公式サイトのマーク・ファイサンド記者は、いまだ立場が不透明な佐々木を「国際的に謎の男」と表現。その上で「メジャーリーグで投げたいという意欲を表明しているササキがポスティングされれば、才能とコストの両面で今冬に獲得可能な選手の中で最も切望される投手となるだろう」と断じた。
すでに佐々木の獲得候補としてドジャース、ヤンキース、メッツ、パドレスなど名門球団の名前が米メディアを賑わせている。こうした状況で「ロッテの契約を拒否した」という彼のポスティングが正式に承認されれば、その名は世界的に話題沸騰となる。
果たして、佐々木とロッテはどのような形で交渉に折り合いをつけるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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