契約内容は4年219億1000万円「オプトアウトしなかった場合と同じだ」 ヤンキースとの契約を破棄したゲリット・コール投手が来季以降も残留することで合意した。契約内容は2028年までの4年1億4400万ドル(約219億1000万円)で、さら…

契約内容は4年219億1000万円「オプトアウトしなかった場合と同じだ」

 ヤンキースとの契約を破棄したゲリット・コール投手が来季以降も残留することで合意した。契約内容は2028年までの4年1億4400万ドル(約219億1000万円)で、さらに契約延長の可能性があるという。米ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者ら米複数メディアが伝えた。

 コールは2019年オフに9年3億2400万ドル(当時355億円)でヤンキース入りした。契約期間は2028年までだったが、シーズン終了後に来季以降の契約を破棄できる権利(オプトアウト)を行使。球団は来季からの4年1億4400万ドルの契約に、2029年の年俸3600万ドル(約54億7700万円)を追加することで、今回のオプトアウトを無効にできる権利を持っていた。

 ただ、今回決まったのは4年1億4400万ドルで残留することだけ。米スポーツ局ESPNのジェフ・パッサン記者は「契約延長の可能性に関する協議は継続される。基本的には、コールがオプトアウトしなかった場合と同じだ」と伝えた。

 2029年の年俸3600万ドルが追加されれば、2020年からの契約規模は10年総額3億6000万ドル(約547億8000万円)に。昨オフに山本由伸投手がドジャースと結んだ12年総額3億2500万ドル(当時455億円)を超えて投手史上最高額となっていた。

 34歳のコールは昨季は15勝4敗、防御率2.63でサイ・ヤング賞を受賞した。今季は17試合登板で8勝5敗、防御率3.41だったが、ポストシーズンでは5試合で1勝0敗、防御率2.17をマーク。エース級の活躍を見せていた。(Full-Count編集部)