育成再契約の打診も一旦保留「正直ちょっと言葉が出ない」 まさかの通達に驚きが広がっている。ソフトバンクの仲田慶介内野手が4日、みずほPayPayドーム内の球団事務所を訪れ、来季の選手契約を結ばない旨を伝えられた。今季は2軍で打率.403、1…

育成再契約の打診も一旦保留「正直ちょっと言葉が出ない」

 まさかの通達に驚きが広がっている。ソフトバンクの仲田慶介内野手が4日、みずほPayPayドーム内の球団事務所を訪れ、来季の選手契約を結ばない旨を伝えられた。今季は2軍で打率.403、1軍でも打率.214と足がかりを掴み始めていただけに、他球団ファンも「ほしいいなぁ」「何でだ?」とざわついている。

 仲田は福岡大大濠高から福岡大を経て、2021年育成ドラフト14位で入団。同年に指名された支配下、育成選手128人のうち、最後となる128番目に名前を呼ばれた。プロ3年目の今季は春季キャンプから猛アピール。開幕直前に緒方理貢外野手、川村友斗外野手とともに支配下登録を勝ち取った。

 層の厚い1軍では16打席の出場にとどまったが、打率.214をマーク。2軍では24試合、88打席に立って打率.403、OPS.985と出色の成績を残していた。まだ25歳とこれからの選手とあって他球団ファンも注目した模様。「全力で取りに行こう!」「マジで欲しい 本当宝の山でしかない」「なぜ球団が手放したのか分からないレベルで素晴らしい選手」「ウチにぜひ」「悔しいけど、他球団でも応援します!」「西武にきてください」「西宮を救わないか」などとコメントが寄せられた。

 取材に応じた仲田は涙を流し、「正直ちょっと言葉が出ない」と悔しさそうな表情を浮かべた。球団からは育成契約の打診をされたものの、いったん保留し、他球団からのオファーを待つ考えだという。果たして今後、どんな決断をするのか注目が集まる。(Full-Count編集部)