【日本シリーズ】ソフトバンク 0-7 DeNA(10月31日/みずほPayPayドーム福岡)【映像】振り向けば周東…戸柱も唖然 球界を代表するスピードスターが、驚愕の盗塁を成功させた。 福岡ソフトバンクホークスの周東佑京外野手が仕掛けた盗塁…

【日本シリーズ】ソフトバンク 0-7 DeNA(10月31日/みずほPayPayドーム福岡)

【映像】振り向けば周東…戸柱も唖然

 球界を代表するスピードスターが、驚愕の盗塁を成功させた。

 福岡ソフトバンクホークスの周東佑京外野手が仕掛けた盗塁は、3つの観点から本来であれば成功の可能性は限りになく低いシチュエーションだった。それでも楽々と二塁を陥れる姿に捕手も唖然とする一幕があった。

 「9番・中堅手」で先発出場した周東は、3回に先頭で打席が回る。ここでジャクソン投手からライト前ヒットを放って出塁した。笹川吉康外野手が倒れて1死となって迎えた柳田悠岐外野手の打席で周東が初球から積極的に仕掛ける。

 しかしジャクソンの投球を完全に盗めていたわけではなく、スタートはむしろ遅かった。また、ジャクソンはクイックから球速のあるカットボールを投じており、戸柱恭孝も周東のスタートを見てから中腰でキャッチして強肩を発動した。

 本来であればアウトになる確率が高いシチュエーション。しかし二塁上で森敬斗内野手がボールを捕球しタッチしようとしたタイミングでは、すでに周東の足が塁上に滑り込んでいた。森にとっては振り返った瞬間には周東が塁上にいたような感覚だろう。圧巻の盗塁に、戸柱も唖然とした表情を見せていた。

 解説を務めた里崎智也氏も「今の速かったですね。今のは戸柱のせいじゃない。そんなにスタートは良くなかった」とDeNAバッテリーの対応は悪くなかったなかで、盗塁を成功させた周東を称えている。

 2020年にシーズン50盗塁を達成し、初の盗塁王に輝いた周東は、2023年に36盗塁、2024年に41盗塁で2年連続3度目の盗塁王を獲得。逆転での日本一に向けて、鷹の誇る韋駄天の足に注目だ。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)