ヤンキースからのFAを公言しているソト。(C)Getty Images 超メジャー級のスラッガーは、早々今オフの“主役”となっている。 現地時間10月31日にMLBはワールドシリーズが終了。それと同時にストーブリーグ…

 

ヤンキースからのFAを公言しているソト。(C)Getty Images

 

 超メジャー級のスラッガーは、早々今オフの“主役”となっている。

 現地時間10月31日にMLBはワールドシリーズが終了。それと同時にストーブリーグの話題が噴出。今オフにFAとなるフアン・ソトに関してドジャースに敗れた前日のワールドシリーズ第5戦終了から2時間以内に8球団が接触。1日が経過した頃には、11球団が関係者に連絡を取ったという。

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 ヤンキースの一員となった今季も打率.288、41本塁打(キャリアハイ)、109打点、OPS.989の好成績をマークしたソトは、先月25日に26歳になったばかりという若さも魅力。球界屈指の敏腕代理人スコット・ボラス氏のサポートを受けており、メガディールが生まれる可能性が高まっている。

 もっとも、接触は図った11球団の中で実際に獲得できる球団は限られているというのがもっぱらの見方だ。最低6億ドル(約900億円)とされる契約金を支払えるのはビッグマーケットを持っていなければ不可能である。

 となると必然的に“候補”は絞られる。各国球界の移籍情報を発信している『MLB Trade Rumors』は「要求する契約規模は一握りのチームを除いてすべてにとって法外なものになると思われる。伝統的なビッグチームではないところにソトが入団するとは想像しにくい」と指摘。さらにヤンキースとメッツが有力候補になるとし、具体的に読み解いた。

「間違いなく大谷が昨オフに結んだ7億ドル(約1015億円=当時のレート)を超えることは大きな挑戦となる。だが、ソトにオオタニの契約を上回る可能性があることに疑いの余地はない。しかもソトの陣営は後払いなしでその契約を得ようとしている。これを達成するには、14年で年間5000万ドル(約75億円)が必要になる」

 天文学的な規模の契約成立に向けて長期戦は必至だ。同メディアは「ソトは極めて高い期待を持ってフリーエージェントを始めるだろうが、最終的な契約に至るまでには12月のウインターミーティングまでかかるはずだ」としている。

 果たして、ソトはどれだけの契約を手にできるか。菊池雄星や菅野智之ら日本人も絡む今冬のFA市場の行方を左右するだけに興味深く見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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