佐藤の守備力向上はV奪回への欠かせないピースとなる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 藤川球児新監督が率いる阪神に注目が高まっている。 昨年、38年ぶりの日本一を達成、今季はリーグ2位と躍進させた岡田彰布監督の後を受けて…
佐藤の守備力向上はV奪回への欠かせないピースとなる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
藤川球児新監督が率いる阪神に注目が高まっている。
昨年、38年ぶりの日本一を達成、今季はリーグ2位と躍進させた岡田彰布監督の後を受けて、青年監督がどのような"色"を見せていくかに期待が高まっている。
【藤川体制確定】佐藤輝明に着手するとチームは良い?藤川新監督の組閣が決定︎藤川阪神の秋季キャンプどうなるのか語ります︎
藤川監督が目指す野球については球界内からも様々な考察の声が出ている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は10月31日までに自身のYouTubeチャンネルに「【藤川体制確定】佐藤輝明に着手するとチームは良い?藤川新監督の組閣が決定!!藤川阪神の秋季キャンプはどうなるのか語ります!!」と題した動画を更新。秋季キャンプが始まった藤川新監督率いるチームの今後の展望について、独自の見解を語っている。
まず目指す野球については「ピッチャーの監督だけに攻撃的というよりも守りの野球をやっていくと思う」と推測。
その上で「守りを固めていくというか。コンバートをやっていくかもわからないし」といくつかのポジションでコンバートを敢行する可能性も浮上するとした。
コンバートといえば、今季からサードに本格挑戦している若き主砲、佐藤輝明も注目されている。「23失策」は両リーグ通じてワースト、不安定な守備シーンも多く見られたが、高木氏は、佐藤が仮にコンバートするなら、現在去就が注目されている大山悠輔も関わってくるとした。
FAイヤーとなっている大山が仮に流出という場合は「ファーストというのもあるし」とコンバートもありうるとしながら、残留となれば、三塁手として守備を徹底的に鍛えることが大事とした。「(佐藤を)動かすことが得策かというとそうでもない」として、理由としては元々守っていた外野の布陣も厚くなってきていることから「サトテルが(守備を)うまくなるしかない」とエールを送る。
ほかにも注目されているポイントには正捕手争いもある。今季まで梅野隆太郎、坂本誠志郎の併用となっていたが、「藤川新監督だと、坂本が好きかな、何となく」と同氏は新体制になれば、坂本起用が増えるのではないかという見方も示した。
またチームにおいては今季不振が目立った打線についても言及。「打てる人はたくさんいる 実力は持っているから」としながら、課題は「守りとピッチャーの整備」とした。
コーチ陣に新たな顔ぶれも増え、投手出身となった藤川監督が果たしてどんな色でチームを染めていくのか。引き続き、注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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