ロッテにとってなくてはならない存在となっている佐々木。(C)Getty Images ドジャースの4年ぶり8度目の戴冠で幕を閉じたワールドシリーズ。このヤンキースとの“頂上決戦”が終了するとともに、米球界ではストーブ…
ロッテにとってなくてはならない存在となっている佐々木。(C)Getty Images
ドジャースの4年ぶり8度目の戴冠で幕を閉じたワールドシリーズ。このヤンキースとの“頂上決戦”が終了するとともに、米球界ではストーブリーグが幕開け。ありとあらゆる移籍情報が飛び交っている。
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そうした中で将来的なメジャー移籍を公言している佐々木朗希(ロッテ)に関する興味深い情報が舞い込んだ。今オフのポスティングに関してロッテが「拒否した」と米メディア『The Athletic』のジム・ボウデン氏が伝えた。
“令和の怪物”がメジャーへの移籍願望を強く抱いているのは周知の事実だ。昨オフは労組「日本プロ野球選手会」を脱退。越年更改も行うなど異例の行動を見せて世間を驚かせた。
ステップアップのためには例年以上の「結果」が求められた今季はキャリア初となる2桁の10勝(5敗)をマーク。防御率2.35、WHIP1.04、奪三振率10.46と上々の成績を残した一方で故障も散見。シーズンを通してローテーションを守り切れなかったのも事実だ。
無論、本人はおろか、ボウデン氏が「拒否した」と報じるロッテも現段階で明確な方針を明らかにしていない。しかし、ポスティングとなれば、今オフの移籍市場における“超目玉”と目される日本人右腕の動静に関する気になる情報は他の米メディアでも小さくないトピックとなっている。
かつてレッズなどでGMを務め、米球界の事情通でもあるボウデン氏のリポートを伝えた米メディア『Sporting News』は「ササキがいつかはメジャーリーグのスーパースターになる日が来るのは間違いない」と断言。その上で「ドジャースは球界を変える力を持つ先発投手を逃す」とも発信。続けざまに今回の報道に対する続報を伝えている。
「ある球界関係者によると、ドジャースをはじめとする30球団のスカウトたちはササキが獲得可能になるまで少なくともあと1年は待たなければならないと考えている。これは王朝を築くことを望んでいるロサンゼルスのチーム(ドジャース)にとっては残念なニュースとなるだろう」
メジャーでは労使協定が定めるルールにより、25歳未満の選手に各球団が使用できる金額が、契約金や年俸など込みで、年間500万ドル(約7億2500万円)と決まっている。そのため現時点でのポスティングはロッテ、そして本人も満足のいく保証が得られない可能性が高い。
佐々木とロッテが最終的にいかなる決断を下すのかは、米球界でも大きな関心事となっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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