「日本ハム秋季キャンプ」(1日、エスコンフィールド) あるべき人の姿が、なかった。日本ハムは昨秋と同じエスコンフィールドでのキャンプ初日。早朝から多くのファンが訪れる中、最後まで背番号「1」は姿を見せなかった。 球団は「新庄監督は来季に向…
「日本ハム秋季キャンプ」(1日、エスコンフィールド)
あるべき人の姿が、なかった。日本ハムは昨秋と同じエスコンフィールドでのキャンプ初日。早朝から多くのファンが訪れる中、最後まで背番号「1」は姿を見せなかった。
球団は「新庄監督は来季に向けてアップデート中です」と説明し、今キャンプは「来場しない見通し」と付け加えた。来る可能性は残しつつ、基本的には来ない。極めて異例。監督不在キャンプとしてスタートした。
初日は全体メニューは午前中で終了。午後は個々のテーマに沿って課題に取り組んだ。栗山CBOは「監督の意図は選手に伝わっているので。“もっと自分でちゃんと考えてやってくださいよ”と」と不在キャンプの意図を代弁。選手会長の松本剛も「個々で考えて練習するのはいいのかなと思います」と話した。
とはいえ、完全放任キャンプではない。新庄監督から林ヘッドコーチへ指示があり、同コーチは「基本的に監督がしてほしいことは担当コーチに全部伝えている」と言う。今キャンプのテーマとした走塁技術の向上もその一つ。「きょうも練習が終わったときにはメッセージがありました。中継?見ていると思います」と明かした。
昨秋は新庄監督の私物プレゼントなどで異例の盛り上がりを見せた。今秋はさらに異例の“遠隔操作キャンプ”。新たな試みで、日本一を目指すスタートを切った。