大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)に東前頭2枚目で臨む若隆景(荒汐)が1日、福岡県志免町の時津風部屋へ出稽古し、関脇霧島(音羽山)らと14番の申し合いを精力的にこなした。 昨年手術した右膝の炎症で秋巡業を途中離脱し、本格的な稽…

 大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)に東前頭2枚目で臨む若隆景(荒汐)が1日、福岡県志免町の時津風部屋へ出稽古し、関脇霧島(音羽山)らと14番の申し合いを精力的にこなした。

 昨年手術した右膝の炎症で秋巡業を途中離脱し、本格的な稽古再開は福岡入り後。出稽古もこの日が初めてだったが、6連勝を含む10勝。力強い踏み込みが目立った。「最後もうちょっとやりたかったけど、それなりにいい稽古ができたかな」と納得顔。「下から前に出ることを意識してやった」と持ち味を確認した。

 再入幕の名古屋場所で11勝、秋場所も12勝を挙げ、今場所は久々に上位総当たりの位置まで番付を上げた。右膝のケガから復帰したのは昨年の九州場所で、ちょうど1年。「しっかり稽古して、一生懸命やるべきことをやって、1年納めの場所をいい形で締めくくれたら」と意気込んだ。