ポリファイバーが新ストリング「グリップスパイダー」を発売 独自の技術により多くのテニスプレーヤーから信頼を得ているのが、ドイツでのストリング製造にこだわるポリファイバー社。約4年半ぶりの新ストリング…
ポリファイバーが新ストリング「グリップスパイダー」を発売
独自の技術により多くのテニスプレーヤーから信頼を得ているのが、ドイツでのストリング製造にこだわるポリファイバー社。約4年半ぶりの新ストリングとして「グリップスパイダー」を発売した。
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今ではトッププロのみならず一般プレーヤーまでもがポリ・ストリングを使用しているが、1990年代当時はまだ広く知られていない存在。
その黎明期においてポリファイバー社は、1995年にドイツとアメリカでストリングの開発に着手。ほとんどのポリ系ストリングが単一構造で製造される中、より快適な操作性と腕にやさしいストリング開発を目標に“弱点”を改善して、世に生み出した。
柔らかさについては、レモンの皮のように外側がやや硬く内側にクッション性がある「レモンピール加工」を施し、単一構造では成しえない柔らかさ、弾力性を実現した。他にもポリ系ストリングの“弱点”と言われるのが、テンション維持性能。柔らかい打球感を追求すると、反比例するようにテンションダウンも早くなる。その点、ポリファイバー社は、他ブランドのほぼ全てのモデルにコストの安価なポリエステルを使用しているのに対して、ポリエチレン、ポリオレフィンを採用。さらに独自の「SMDテクノロジー」にて、熱処理時の分子構造安定化を図り製品ムラをなくすことで、ポリ系トップクラスの柔らかさとテンション維持を両立した。特に一般プレーヤーが使いやすく開発されたことで、発売から20年以上の時間をかけてブランドが広まり、ヨーロッパを中心に世界30ヶ国以上のテニスプレーヤーを支えている。
1997年から開発・製造拠点をドイツに移したポリファイバー社で人気のストリングと言えば、パワーやスピン、タッチに特化した「ブラックヴェノム」や、ストリング表面にひし形のくぼみ加工することで、よりボールを掴んでスピンをかける「ブラックヴェノム ラフ」。世界初となるポリエチレンベースのストリングで極上の打球感を演出する「TCS」、そして「TCS」の表面にひし形のくぼみを作ってスピン性能を上げた「TCS ラフ」である。
近年ではコロナ禍の影響もあり、なかなか開発が進まなかったというが、4年半ぶりに新たにラインナップに追加された。それが「グリップスパイダー」である。ポリエチレンを使用することで他のポリ・ストリングよりも柔らかさを演出。さらに、「SMDテクノロジー」を採用し優れたテンション維持、スピン、コントロール性能もたらして、プレーヤーの正確なショットを可能にしたという。
「硬い」「腕に負担がかかる」等のポリ・ストリングの弱点を克服したポリファイバー社の「グリップスパイダー」を一度試してみてほしい。ストリングが変われば、テニスも変わる!
Polyfibre GRIP SPIDER
<ポリファイバー グリップスパイダー>
◆ゲージ:1.20mm、1.25mm
◆長さ:12m、200m
◆価格:3,100円(12m/税抜)、オープン(200m)