◇国内女子◇最終プロテスト 最終日(1日)◇大洗GC (茨城)◇6602yd(パー72)4年連続4回目のプロテスト挑戦となった吉田鈴。4オーバー19位タイとカットライン上での合格を果たし、「長かったです…」と振り返った。202…
◇国内女子◇最終プロテスト 最終日(1日)◇大洗GC (茨城)◇6602yd(パー72)
4年連続4回目のプロテスト挑戦となった吉田鈴。4オーバー19位タイとカットライン上での合格を果たし、「長かったです…」と振り返った。
2021年、22年は最終プロテストで一歩届かず、23年は2次予選で敗退していた。今年も初日に「79」をたたき、7オーバー79位と大きく出遅れた。3日目を終えても7オーバーで、合格ラインとは5打の差があった。
5バーディ、2ボギーの「69」と意地を見せた最終日。通算4オーバーでプレーを終えた時点でも合格ラインには1打及ばず、後続の戦況を見守るしかない状況だった。
最終組のホールアウトまでは1時間以上。「待ってらんないです」と一度ホテルに帰り、LINEで連絡を取ったのは国内ツアー3勝の姉、吉田優利。「(合格ラインまで)いけるかな」と揺れる気持ちを打ち明けた。ギリギリで合格が決まり、一緒に喜んだ。
「練習に誘ってくれたり、毎日応援してくれたり、ずっと気にかけてくれて、ほんとに感謝しかないです」。つらかった3年間を乗り越え、支えてくれた姉への感謝の言葉は尽きない。
今は米国を主戦場とする姉の背中を、同じプロゴルファーという肩書きを背負って追いかけていく。(茨城県大洗町/松島流星)