移籍初年度で歓喜を味わった大谷。来季は二刀流で再び頂点を狙うことになるだろう(C)Getty Images メジャー屈指の名門・ドジャースとヤンキースの激突となったワールドシリーズは、ドジャースが4勝1敗で制し、4年ぶりに世界一の座に登りつ…
移籍初年度で歓喜を味わった大谷。来季は二刀流で再び頂点を狙うことになるだろう(C)Getty Images
メジャー屈指の名門・ドジャースとヤンキースの激突となったワールドシリーズは、ドジャースが4勝1敗で制し、4年ぶりに世界一の座に登りつめた。そして、頂点へと返り咲く原動力のひとつとして、大谷翔平の力があったのは間違いない。
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第2戦で走塁時に左肩を痛めるも、欠場することなく全ての試合に出場。痛みに耐えながらチームを鼓舞し続け、その姿にチームメイトが奮起しヤンキースをねじ伏せた。大谷はドジャース加入1年目にして、入団当初に公言していたワールドチャンピオンという目標を達成、見事なまでに有言実行を果たしている。
プロスポーツ選手史上最高額とされる、10年総額7億ドル(約1015億円)の契約を交わしてのドジャース入団からおよそ1年、完璧なフィナーレとなったシーズンを送った大谷。だが、最後まで話題の中心となった「日本人スター」ははやくも次なる目標へと、その視線を向けているようだ。
米スポーツメディア『Sports Illustrated』ではシリーズ終了翌日の現地時間10月31日、戦いを終えたばかりの大谷の表情を伝えている。
同メディアでは、ワールドシリーズ終了直後での大谷とドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長とのやり取りを紹介。両者の間で「あと9回」という会話が交わされたとしている。
その上で同メディアは、「彼(大谷)が言う『9回』とは、ワールドシリーズのタイトルの数を意味している。オオタニには契約期間があと9年残っている。つまり、彼は『これからの9年間、毎年タイトルを獲得する』という目標を掲げているのだ」と説明。
さらにトピックでは、フリードマン氏による、「オオタニは1年目でチャンピオンになり、『簡単だね。あと9回やるだけだ』と言っていた」と語ったコメントも綴っている。
同メディアは、ドジャース1年目の大谷がマークした打率.310、54本塁打、130打点、OPS1.036、59盗塁などの成績に加え、史上初の“50本塁打・50盗塁”、ワールドシリーズ制覇などの偉業を挙げ、「MLB史上、加入初年度でこれほど華々しいシーズンを送った選手は他にいないだろう」「その偉業を締めくくるかのように、チームをワールドシリーズ優勝に導いた」と賛辞を並べた。
他にも同メディアは、「2024年シーズンを超えるのは難しいかもしれないが、それを成し遂げられるのはオオタニ以外にいない」と今後の活躍にも期待を寄せている。
ドジャースの一員として、初めて世界王者となった大谷。来季以降も、人々の想像を超えるパフォーマンスをみせてくれるに違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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