◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 2日目(1日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇曇り(観衆2473人)「英語を勉強しよう」と決めて、いつの間にか10年近く経った。学生時代から憧れる米女子ツアー進出…
◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 2日目(1日)◇瀬田GC 北コース (滋賀)◇6616yd(パー72)◇曇り(観衆2473人)
「英語を勉強しよう」と決めて、いつの間にか10年近く経った。学生時代から憧れる米女子ツアー進出のためにはきっと欠かせないはず…。そう思って、一歩を踏み出せないままここまで来たから、「めっちゃ楽しかったんですけど、もっと英語をしゃべれたらなって。言葉の壁を痛感した」。脇元華は待望の米ツアー選手たちとの共演にちょっと心残りがある。
同じ日本ツアーメンバーのペ・ソンウ(韓国)、神谷そらと一緒に回った初日から、この日は元世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)、欧州男女ツアー共催大会で優勝経験があるリン・グラント(スウェーデン)との最終組でのプレー。英会話は思うようにいかなくても、プレーぶりでは胸を張れた。
大会コースレコードに並ぶ「63」をたたき出した翌日のプレーが、難しくなると最初から覚悟。「きのうよりもドライバーショットが前半にブレた」のを、後半にかけてインパクト後の振りぬきを意識して改善し「68」とスコアを伸ばした。「アンダーパーでまとめて首位をキープできたので、きょうはすごく自信になりました」と悲願の初優勝に近づいた。
通算13アンダーで2位のイエリミ・ノ、アリヤ・ジュタヌガン(タイ)には2打差をつけて大会を折り返した。第3ラウンドも、バリバリの米ツアーメンバーと回れる。
心配なのは大会3日目の大雨予報。コースコンディションの不良が予想され、全体のスタートが2日目よりも1時間半遅く設定された。「あしたは天気が悪いですけど、やっぱりリズムが速くなったり、ルーティンが変わったりしないように」。心は踊っても、プレーは冷静でいたい。(滋賀県大津市/桂川洋一)