今季の学生3大駅伝第2戦、全日本大学駅伝は11月3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴールの8区間106・8キロで行われる。1日、各チームの1~8区と補欠5人の区間登録が発表され、前回4位の中大は、7月に…

 今季の学生3大駅伝第2戦、全日本大学駅伝は11月3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート、三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴールの8区間106・8キロで行われる。1日、各チームの1~8区と補欠5人の区間登録が発表され、前回4位の中大は、7月に中大勢初の27分台となる27分52秒38をマークした溜池一太(3年)を1区、期待のルーキー岡田開成(1年)を2区、エースの吉居駿恭(3年)を7区に配置した。

 中大の藤原正和監督は「良いオーダーを組めていますので、なんとか3強の一角を崩して、3位以内に入りたいと思っています」と力強く話した。10月19日の箱根駅伝予選会には出走しなかった吉居駿についても「順調です。頑張ってくれると思います」と好調ぶりを明かした。

 箱根駅伝予選会では6位で、8年連続98回目の出場を決めた。吉居駿、溜池ら主力が登録メンバーから外れたが、岡田ら実力派のルーキー5人や佐野拓実主将(4年)、阿部陽樹(4年)ら上級生の頼もしい戦力が合わさり、本戦切符をゲットした。

 予選会でチーム2位と引っ張った岡田は、出走すれば今回が大学駅伝デビュー戦。藤原監督は「(予選会で)逆に出し切れなかった部分があるので、自信を持って最初から全開で行けると思う。楽しみになるんじゃないかなと思っています」と期待を込めた。

 国学院大、駒大、青学大の「3強」を中心に、出雲駅伝4位の創価大、同6位の早大、同7位の城西大、さらには今年の箱根駅伝13位で出雲駅伝には出場できなかった中大なども序盤に流れに乗れば優勝争いに加わる力を持つ。

 全日本大学駅伝は2018年から区間割が大きく変更され、7区が2番目に長い17・6キロ、最終8区が最長の19・7キロとなった。駅伝は「先手必勝」が鉄則だが、主力選手を序盤の区間に投入するか、終盤の長い区間に残すか、各校の戦略も大会の見所となる。

 全日本大学駅伝の大会ルールでは、出場各校が10月9日に選手16人を登録。その中から10月31日正午までに1~8区の選手と補欠5人を登録。レース当日の午前6時30分まで区間登録選手と補欠登録選手を3人以内、交代できる。

 中大の区間登録選手と補欠は以下の通り。

▽1区( 9・5キロ)溜池一太(3年)

▽2区(11・1キロ)岡田開成(1年)

▽3区(11・9キロ)本間楓(2年)

▽4区(11・8キロ)浦田優斗(4年)

▽5区(12・4キロ)東海林宏一(4年)

▽6区(12・8キロ)佐藤大介(1年)

▽7区(17・6キロ)吉居駿恭(3年)

▽8区(19・7キロ)阿部陽樹(4年)

▽補欠        

山平怜生(4年)

白川陽大(3年)

吉中祐太(3年)

鈴木耕太郎(2年)

並川颯太(1年)