中日からドラフト4位指名された日本生命の石伊雄太捕手(24)が1日、大阪市内の同社で松永幸男スカウト部長(59)らから指名あいさつを受けた。遠投115メートル、最速147キロの強肩捕手は「実感がわいてきました。目標は正捕手です」と表情を引き…
中日からドラフト4位指名された日本生命の石伊雄太捕手(24)が1日、大阪市内の同社で松永幸男スカウト部長(59)らから指名あいさつを受けた。遠投115メートル、最速147キロの強肩捕手は「実感がわいてきました。目標は正捕手です」と表情を引き締めた。
強肩伝説を裏付ける新たな材料が判明した。昨冬、チームメートとスピードガンで計測した最速は147キロ。「スポーツシューズでした」と足場が不安定な状態でこの数値をたたき出したことを明かした。
三重・近大高専から近大工学部に進み、日本生命では1年目からレギュラーの座を獲得。二塁送球1・8秒台もマークする社会人NO・1捕手だが、目標とする選手像はあくまで「石伊スタイル」の構築だ。「選手、スタッフ、監督、コーチや周りのすべての人から信頼をしてもらえることが目標です」。歴代名捕手やチームの先輩を教訓に理想の捕手像を追い求める。
担当の山本スカウトは「地肩の強さとスローイングですね。打撃もヘッドが走るようになってきた。もちろん即戦力として指名しました」と1年目からの正捕手争いを期待した。