早朝の6時30分。厩舎でお茶を飲んでいるC.ブラウン調教師がいた。ノックをして声をかけてみる。「おはようございます。アイアム、ジャパニーズWebメディア」と声をかけてみると…突然の訪問にも嫌な顔ひとつせずに「これから馬を見ないといけないか…

 早朝の6時30分。厩舎でお茶を飲んでいるC.ブラウン調教師がいた。ノックをして声をかけてみる。「おはようございます。アイアム、ジャパニーズWebメディア」と声をかけてみると…突然の訪問にも嫌な顔ひとつせずに「これから馬を見ないといけないから7時に戻ってきてよ。そしたらインタビュー受けてもいいよ」そのような返事が返ってきた。

 時間通り戻ってきて、再び訪問するととても真摯な対応で厩舎の表へ出てきてくれた。なんでも聞いてくれと言わんばかりの風格にやや圧倒されながらも、ブリーダーズカップクラシック有力馬の一角、シエラレオーネについて話しをしてくれた。

ーーニューヨークからの輸送については?
「輸送はスムーズに行われました。それから、こちらに来る前にしっかり、ベルモントパークでやってきたので、あとは体調をしっかり整えてレースに向かうだけですね」

ーーレース展開については?
「ジャッキーも腕がいいですし、馬のことはよくわかっているので、心配はしておりません」

【動画】ケンタッキーダービーの激闘から半年…フォーエバーヤングBCクラシックへ

「素晴らしい戦いになる」


シエラレオーネ (C)Hiroki Homma

ーー日本馬の3頭についてはいかがでしょうか?
「日本馬(フォーエバーヤング/ウシュバテソーロ/デルマソトガケ)については大変リスペクトをしています。日本馬が勝った時は共に私の馬が2着でした(フィリー&メアターフ/ラヴズオンリーユー、ディスタフ/マルシュロレーヌ)。非常に日本馬は強い。今回もハイレベルな日本馬たちと戦わなければならないと思ってます。特にフォーエバーヤングはケンタッキーダービーでも素晴らしい走りを見せまして、勝ちに等しいレースだったので、今回も素晴らしい戦いになると思います」

 日本馬が優勝した際の2着は共に、C.ブラウン師が管理していた馬であったと、何かと日本馬と縁がある?同師。フォーエバーヤングの走りには注目していると、警戒感は示していた。