ボルシアMGに所属するサッカー日本代表DF板倉滉の逆足スーパーボレー弾の話題が続いている。 現地10月30日に行われたドイツDFBポカール2回戦で、ボルシアMGは敵地でフランクフルトと対戦した。試合は前半15分に退場者を出したフランクフル…
ボルシアMGに所属するサッカー日本代表DF板倉滉の逆足スーパーボレー弾の話題が続いている。
現地10月30日に行われたドイツDFBポカール2回戦で、ボルシアMGは敵地でフランクフルトと対戦した。試合は前半15分に退場者を出したフランクフルトが前半終了間際に先制する。そして0−1で折り返した後半立ち上がりの2分だった。
CBでスタメン出場していた板倉は、左コーナーキックのチャンスにゴール前に上がる。そして最初のクロスが逆サイドまで流れると、板倉は相手最終ラインから距離を取ってポジショニング。その読み通り、味方がヘディングで合しきれなかったボールが浮き球になると、バックステップを踏みながら利き足とは異なる左足で華麗なダイレクトボレー。ややアウトにかかった強烈なシュートをゴール左隅に突き刺した。
シュートの準備と予測、そして素早く落下点を見極めた上で迷いなく振り抜いた決断力。FW顔負けの板倉のゴラッソ弾に、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。
「スーパーボレーシュート!お見事」
「逆足であのボレー…?感心通り越して怖くなってきた」
「すげぇ一発だった!負けたのは悔しい〜」
「信じられるかい?この人DFなんだぜ…」
「それミート出来るんかい!ボランチでやっても面白そうだな」
■A代表では1得点のみ
板倉のスーパーボレー弾で1−1に追い付いたボルシアMGだったが、後半25分に勝ち越し点を許すと、そのまま数的有利を活かせずに1−2で試合終了のホイッスル。悔しい2回戦敗退となった。
昨季、ブンデスリーガ18チーム中14位で終えたボルシアMGは今季、リーグ戦では開幕8試合を終えて勝点10(3勝1分け4敗)の11位に付けている。その中で板倉は全試合スタメンフル出場を続け、10月19日の第7節ハイデンハイム戦ではゴール前で完璧なファーストタッチからの豪快な右足ゴールを決めており、それに続く今季公式戦2点目のゴールで“ケチャドバ”状態と言える。
日本代表として国際Aマッチ33試合出場の板倉だが、A代表で奪った得点は意外にも2021年5月のワールドカップ・アジア2次予選のミャンマー戦で決めた1得点のみ。ここに来て得点感覚が研ぎ澄まされている板倉の価値は、さらに高まることになりそうだ。