「社会人野球日本選手権・1回戦、ミキハウス2-0ENEOS」(31日、京セラドーム大阪) ミキハウスで元巨人の桜井俊貴投手(31)が先発し、9回5安打無失点で完封勝利を果たした。 初回から直球は148キロをマークしながら力強い投球を披露。…

 「社会人野球日本選手権・1回戦、ミキハウス2-0ENEOS」(31日、京セラドーム大阪)

 ミキハウスで元巨人の桜井俊貴投手(31)が先発し、9回5安打無失点で完封勝利を果たした。

 初回から直球は148キロをマークしながら力強い投球を披露。1点先制した直後の二回は2死一、三塁を招くも遊ゴロに打ち取って危機を脱した。三回からは3イニング連続三者凡退で試合の流れを支配。七回先頭では痛烈な投直を好捕して巧みなグラブさばきも見せた。

 2点リードの九回に無死満塁と絶対絶命の危機を背負うも、一ゴロ、見逃し三振で2死満塁。最後は空振り三振でガッツポーズを決めた。都市対抗野球では最多12度の優勝を誇る強豪・ENEOS打線を沈黙させた。

 2015年巨人ドラフト1位で入団し、22年に現役引退。昨年まで巨人スカウトを務め、今年からミキハウスで現役復帰した。社会人野球で初の全国舞台となった7月の都市対抗野球では初戦・東京ガス戦に先発するも7回2/3を5失点で敗戦。地元・神戸からも近い京セラのマウンドで全国初勝利&初完封を果たした。