総合格闘家の元谷友貴は30日、自身のYouTubeチャンネルを更新。

日本時間12月8日にアメリカ・ラスベガスで行われる『UFC 310』でUFCデビューを果たす総合格闘家の朝倉海と、現フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャによる王座決定戦の展開予想をした。

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■「世界最高峰の試合が見たい」

元谷は、昨年5月の「RIZIN.42」で朝倉と対戦経験があり、対戦相手のパントージャとも現在所属するアメリカン・トップチーム(ATT)の練習仲間という絶妙な立ち位置だ。しかし、「自分の存在は試合に影響しない」と強調。「スタイルも感じ方も違いますし、アドバイスしたところでまったく参考にならない」とも語り、「純粋に強い人のトップの戦いが楽しみ」と接点のある2人の試合を心待ちにした。

そんな元谷は試合のポイントとして、「(朝倉の)フライ級でのコンディション」を挙げた。

「RIZIN」ではバンタム級で試合をしてきた朝倉が7年半ぶりに階級変更するのに対し、パントージャは12日(日本時間13日)に平良達郎を下したフライ級1位のブランドン・ライバルからも2度の勝利を収めるなど、ランカー含めて向かうところ敵なしの同級絶対王者だからだ。

元谷から見たUFC王者パントージャは、「オールラウンダー」だとし「すごいアグレッシブ。1ラウンド目からフルスロットルで行くタイプで、寝技もタックルもできる。打撃が結構アグレッシブに行くタイプ」と分析。

今回はタイトルマッチのため5ラウンド制となるが、元谷はペース配分が重要と見ており、「(朝倉は)序盤に勝つことが多い。競り勝つより爆発力で勝つタイプなので(試合に)影響するかな」と予想している。

さらに「RIZIN」とUFCの違いにも言及。採点がラウンドごとに優劣がつくラウンドマスト方式行われるため、「1ラウンド目で行きすぎても、行かなすぎても……難しいですよね」と苦笑い。またケージでの試合はリングとは違い「角に追い詰める」戦い方ができない点にも注目した。

最後に「(パントージャは)気持ちが強い。技術もすごい。UFCのトップですから、穴なんてない。全部が強いので、世界最高峰のレベルの高い試合が見たい」と、朝倉とパントージャの一戦に期待した。

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