大ベテランのカーショウに容赦なくビールをかける大谷。(C)Getty Images 偉才が口にした小粋なジョークは米球界のレジェンドたちを笑わせた。 現地時間10月30日に敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦でドジャースは7-…

大ベテランのカーショウに容赦なくビールをかける大谷。(C)Getty Images

 偉才が口にした小粋なジョークは米球界のレジェンドたちを笑わせた。

 現地時間10月30日に敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第5戦でドジャースは7-6と逆転勝利を収め、4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を達成。「1番・DH」で先発した大谷は第2戦で負った左肩を亜脱臼の影響もあって4打数ノーヒットに終わったものの、2018年のメジャー移籍から初となる世界一となった。

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 メジャーキャリア7年目で、ようやくたどり着いたポストシーズンで一気に頂点まで勝ち上がった。ゆえに勝利の美酒に酔いしれた大谷の表情も柔らかく、随所で笑顔がはじけ飛んだ。

 勝利の余韻が消えぬ中、二刀流スターが現地メディアで放った言葉は痛快なものだった。

 チームでのシャンパンファイトを終えた大谷は、試合中継を担っていた米スポーツ専門局『FOX Sports』の番組に出演。元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス、デレク・ジーター、そして元レッドソックスのデビッド・オルティスという早々たる面子に囲まれる中、「シャンパンファイトにも慣れ、楽しんでいるような感じがしますがどうですか?」と問われ、こう切り返した。

「そうですね、まぁまだ葉巻は吸っていないので(笑)。今後こうやってできるように、もっと、もっと、何回やってもいいと思うので。また頑張りたいと思いますね」

 優勝後のシャンパンファイト中に堂々と葉巻を吸うメジャーリーガーは少なくない。そうした中で清廉潔白なイメージがある大谷の放った“ジョーク”は意外性があった。無論、意表を突かれた返しにレジェンドたちも思わず爆笑。オルティスは「おぉーマジか! これは来たぞ、来たぞ!」と叫びながらレスポンスした。

 茶目っ気のある一言で場を和ませた大谷。こうしたジョークを放てるあたりにも、彼の精神的な成長が伺える。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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