ナ・リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いたエドマンもファンの蛮行には呆れたようだ(C)Getty Images 目を疑う…

ナ・リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いたエドマンもファンの蛮行には呆れたようだ(C)Getty Images
目を疑うような光景だった。
現地時間10月29日(日本時間30日)、初戦から3連勝で2020年以来4年ぶりのワールドシリーズ(WS)制覇に王手をかけているドジャースは、敵地でヤンキースとの第4戦に臨み、4対11で大敗。この日は世界一がお預けとなったが、その中で現在小さくない波紋を広げたのが、ファンが取った“まさかの蛮行”だ。
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ドジャースが2点を先制し、直後の1回裏にヤンキースの先頭グレイバー・トーレスが右邪飛を打ち上げると、これをムーキー・ベッツがフェンス際で捕球。しかし次の瞬間、スタンドにいたヤンキースファンがグラブを掴み、強引にボールを取り出そうとしたのだ。判定は、守備妨害で打者アウト。観客が即退場となっている。
試合序盤に起きたこのトラブルには、ドジャースの選手も呆れ顔だ。試合後、米スポーツメディア『The Sporting Tribune』でCEOを務めるアラシュ・マルカジ氏は、自身のXを更新し、取材に応じたトミー・エドマンの姿を公開。今回の妨害シーンについて29歳は、「馬鹿げている」と苦笑いを浮かべながら振り返った。
また、メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズでMVPに輝いているエドマンは、「彼が退場になってくれてよかった」と続けると、「あのような出来事をこれまでに見たことがあるか?」と記者から問われ、「見たことがない」と回答。「受け入れられない」とも話しており、悪質なファンの危険行為に驚きを隠せない様子だ。
なお、今シリーズ初黒星を喫しているドジャースは、これで対戦成績が3勝1敗。続く第5戦は、日本時間31日午前9時8分に開始予定だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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