PGAツアーは29日(火)、大会の出場人数やフルシード獲得人数などについて、2026年から変更する可能性があると発表した。1大会の最大出場人数は156人から144人に減少。翌シーズンのフルシードを得られるのは、現行のフェデックスカップポイ…
PGAツアーは29日(火)、大会の出場人数やフルシード獲得人数などについて、2026年から変更する可能性があると発表した。1大会の最大出場人数は156人から144人に減少。翌シーズンのフルシードを得られるのは、現行のフェデックスカップポイントランキング上位125人から100人へと狭められる見込み。これらの変更は、選手会に当たるプレーヤー諮問委員会(PAC)が今年6月から検討してきた。
発表された変更点は、主に以下の3点。
・大会出場人数の最適化(フルフィールドを最大156人→144人へ)
・出場資格の見直し(フルシードはフェデックスカップランク上位125→100へ/101~125位には条件付きの出場資格を付与/下部コーンフェリーツアーからの昇格は、ポイントランク上位30→20へ)
・ポイントの高いシグネチャーイベント(昇格大会)、メジャーにおけるポイント配分の調整
出場資格に関しては、DPワールドツアー(欧州ツアー)のポイントランキング上位10人、Qスクール上位5枠に変更はなし。秋季シリーズを除いたレギュラーシーズンの試合では、予選通過率が低いことなどからオープン予選からの出場枠、スポンサー推薦枠も減らす見込み。
変更の背景には、今季のトーナメントのうち28%が、少なくとも1ラウンドが日没サスペンデッドで予定通りに終了しなかったことが挙げられる。日照時間、プレーペース、テレビ放送や運営、ファンやスポンサーを考慮し、最適なフィールドサイズにする。
出場資格に関しては、最も競争力のある選手を特定するため、平均スコアや世界ランク、過去のツアーカード保持率などを分析。これにより、トップ125のカテゴリーは100に修正されるべきだとの判断が下った。変更は、11月18日のPGAツアー・ポリシー・ボード(選手による審議会)での投票で正式決定される。