フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦・スケートカナダのメダリストが29日、羽田空港に帰国した。 男子で2位の佐藤駿(エームサービス・明大)は、ファイナルを除いて、GP6大会連続表彰台を死守し、「点数とか周りの選手とか全く見…
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦・スケートカナダのメダリストが29日、羽田空港に帰国した。
男子で2位の佐藤駿(エームサービス・明大)は、ファイナルを除いて、GP6大会連続表彰台を死守し、「点数とか周りの選手とか全く見ていなかったので、点数出たときは『うわ~』と思って。ダメかなと思ったんですけど、結果的にすごくほっとしたのが正直な気持ちだった」と話した。
フリー後の得点を待つ「キスアンドクライ」で、メダルが確定した瞬間は、日下匡力コーチと同じ表情、同じポーズで安堵(あんど)するシーンが印象的だったが「毎回だいたい先生の方が結構喜んでいる。表情豊かというか。でも今回は2人とも同じ感じだったかなと思う」と笑った。
GPスケートカナダを制した世界王者、イリア・マリニン(米国)は出場選手で唯一の合計300点超えで圧倒的優勝。改めて立ちはだかるライバルの強さも肌で感じ「レベルが違うというか、飛び抜けているなと思う。練習を見ても失敗がない。今はこういうふうに言ってますけども、最終的には目標とすべき選手でもありますし、超えていかないといけない選手だと思っている。(次戦で)一緒になれたときに、少しでも近づけていくように頑張りたい」と力を込めた。
佐藤は次戦、GP第6戦・中国杯(重慶)に出場する。